【最強】インフレータブルカヤックおすすめ6選｜寿命やメリット・デメリットも解説

インフレータブルカヤックをご存知ですか？インフレータブルカヤックは海や川でのレジャー、釣りを行う際にも非常に役立つアウトドアアイテムです。

キャンプやアウトドアに行く際に、気軽に持ち運べるカヤックがあると嬉しいですよね。通常のカヤックは大きいため持ち運びに不便ですが、インフレータブルカヤックであれば気軽に持ち運びが可能です。

この記事ではインフレータブルカヤックの種類やメリット・デメリット、注意点を解説します。最強のおすすめアイテムも紹介しますので、参考にしてください。さらに、インフレータブルカヤックのお手入れ方法や寿命についてもお教えします。

通常のカヤックはポリエチレンや合成樹脂の一種であるプラスチックなどが使用されています。そのため丈夫ですが重量があり、持ち運びしにくいデメリットがありました。

インフレータブルカヤックは素材に塩化ビニルやナイロンを使用し、空気を出し入れできて持ち運びがしやすいです。空気を抜けばコンパクトに収納できるため、マンションに住んでいる人や、庭が狭く収納スペースがない人でも置いておけます。

また、インフレータブルカヤックは空気が入っていて、浮遊力があるところも特徴です。カヤック自体に浮力があるため、安定性がありバランスが取りやすくなっています。そのため初めてカヤックに乗る人でも、簡単に前進できます。

メリットの多いインフレータブルカヤックですが、注意しなければならない点が3つあります。購入してから後悔しないためにしっかり確認しておきましょう。

• 使用する度に空気ポンプで空気を入れなければならない

インフレータブルカヤックは大きさがあるため、しっかり膨らませるには少し時間がかかってしまいます。使用後にも空気を抜き切らなければコンパクトに収納できないので、手間がかかると感じる人もいます。

• 釣り針で穴が開く可能性がある

釣りでは先の尖ったフックを使用するので、インフレータブルカヤックに引っかかると、穴があき空気が漏れる可能性があります。水深が深い場所で穴があいてしまうと沈んでしまうため、釣りをしたい人は特に注意しましょう。

• 風や波で流されやすい

浮力があるため風が強い時や波があれば流されやすい点がデメリットです。流されないためには波や潮流が穏やな場所で使用するのが重要ポイントです。

シットインは座る部分が船内に収まる形状のタイプです。シットオンタイプと比べると軽量で水に濡れにくいのが魅力。寒い季節や小さなお子さんと乗船する際にはシットインタイプが適しています。

シットインタイプは下半身が船内に埋まる形になるため、少し窮屈さを感じる可能性があります。荷物を載せたい場合はスペースが少ないため、釣りをしたい人などには向きません。

シットオンはカヤックの上に座る形状で開放感があります。足元に空間ができるため、荷物の積載が可能になり釣り用としても最適です。また、シットオンタイプは転覆してしまった際にも再乗船しやすいメリットがあります。

しかし、シットオンは体が船上に出る構造のため水に濡れやすいのがデメリットです。風が強い日や冬は特に気をつけましょう。シットインに比べると重量があるため、動き出しが重くなってしまう点も注意が必要です。

気室数とは空気を入れる場所の数です。左右に1か所ずつ・底面に1か所の3気室や、側面の外周と内周・底面に2層の4気室などのタイプがあります。気室数が多いほど、どこかが破れてもカヤックがすぐには沈みにくくなるのがメリットです。ただその分、空気を入れる手間は増します。

インフレータブルカヤックはそれぞれ最大空気圧が異なります。空気が少ないと不安定でまっすぐ進みづらくなり、空気を入れすぎるとバーストしてしまいます。そのため、インフレータブルカヤックの空気を入れる際は圧力計を使用しながら入れるようにしてください。

インフレータブルカヤックはドロップステッチ構造のものがおすすめです。ドロップステッチとは空気を入れて膨らませる箇所に高剛性の糸を張り巡らせた構造です。この構造により空気を入れても風船のように丸く膨らまず形状が維持できます。ドロップステッチ構造のインフレータブルカヤックは価格が高めになりますが、価格分の価値はあります。

インフレータブルカヤックは空気を入れないと使えません。空気を入れるポンプが付属しているものが多いので、ポンプの有無と仕様を確認しましょう。ポンプには手押し・足踏み・電動の3種類のタイプがあります。

空気入れが最も楽なのは電動ポンプで、大変なのは手押しです。ただ、手押しタイプでもダブルアクション式（ハンドルを引いたときにも空気が入る）なら、通常のものより効率よく空気を入れられます。

インフレータブルカヤックは使用した後は水洗いをし、しっかりと乾かしましょう。生乾きのまま収納するとカビてしまう可能性があります。乾かした後は湿度が低く、直射日光が当たらない保管場所を選びましょう。

また、直射日光はインフレータブルカヤックが劣化する原因となります。そのため、水洗いした後にはUVカット保護剤を塗るのもおすすめします。

カヤックはどこでも楽しめるわけではありません。なぜなら、湖や海があってもカヤック自体が禁止されている場所があるからです。中でも内水面の湖や河川は禁止されている場所が多いため、事前に湖や河川を管轄している所に確認しておくのがおすすめです。

確実なのは、始めからカヤックが楽しめる場所として公に認められているエリアです。カヤックが最大限に楽しめるように設備が完備されているため、存分にカヤックが楽しめます。

刺さったフックは絶対に抜かないでください。まずは慌てずに岸へ戻りましょう。インフレータブルカヤックには複数の気室があるので、その1つにフックが刺さってもすぐには沈みません。しかし、フックを抜くと空気の抜けが早まる・生地が裂けて補修が大変になるなどの可能性があります。

インフレータブルカヤックに開いた穴はリペアキットを使って補修しましょう。リペアキットはカヤックに付属している場合と、オプションパーツとして販売されている場合があります。

補修の手順は次のとおりです。

1. 補修箇所を洗って乾燥させておく
2. 補修箇所とリペア用の布との接着面を紙やすりで磨く
3. 接着面に接着剤を塗って乾かす
4. 接着面同士を貼り合わせてローラーなどで強く押し圧着させる
5. 重石を乗せて24時間放置する
6. 空気を入れて1日おいても問題なければ完成

インフレータブルカヤックの明確な寿命は不明ですが、ハード素材のカヤックに比べれば短い傾向があります。素材自体の耐久性がハード素材より乏しいのに加え、ルアーのフックや尖った石などで穴が開いてしまうリスクもあるためです。荒れた海など、厳しい環境で使う場合は寿命もより短くなります。

インフレータブルカヤックの種類・注意点・おすすめアイテムを紹介しました。インフレータブルカヤックは持ち運びしやすく収納場所にも困らないため、川遊びをしたい人にとてもおすすめです。インフレータブルカヤックで今まで見た経験のない景色を観に行きましょう。