2人用テントおすすめ19選｜かっこいい・おしゃれなものも【コスパがいいのは？】

「カップルでキャンプデートって楽しそう！」昨今のアウトドアブームで、そう感じたことのある方も多いのではないでしょうか。大自然の中おいしいキャンプ飯を食べてテントで眠るのは、カップルでも友人同士でも非日常を感じられる素敵な時間です。

しかしいざ2人用テントを購入しようと思っても、種類が多すぎて選べないですよね。テントは形状もさまざまでデザインも豊富にあります。サイズも実は2人用ではないほうがいい、など初心者は知らないことが多いので簡単には決められません。

そこで今回は、2人用テントの選び方とおすすめ商品を紹介します。おしゃれでかっこいいデザインのもの、持ち運びに便利な軽量モデルなど、自分にぴったりなテントを見つけましょう。気になるコスパについても詳しく解説しますのでぜひ最後までご覧ください。

「2人キャンプなんだから、2人用テントを選べばいいんでしょ？」と思うかもしれません。それでもキャンプは可能ですが、実は2人キャンプでは2〜3人用のサイズがおすすめ。テントには最大収容人数が記載されていますが、その人数ぴったりで使用すると狭いことが多いです。

荷物を置くスペースを作りたいと思ったら、3人用もしくは4人用でもOK。具体的には、目安として長さ200cm・幅150cm以上あれば2人で広々使えます。車で移動する場合は特に、テントが大きすぎて困ることはほぼありません。

また面積とあわせて天井高も確認しましょう。天井が低いものだと室内でかがまなければいけません。天井高が200cm程度あれば、背の高い方でも立ったまま着替えができて快適です。

「設営簡単なのがいいけど、快適さも欲しい」そんな方におすすめなのが、どちらもバランスよく兼ね備えたドーム型テントです。ポールを交差させてアーチ状の屋根を作ります。設営の難易度も低く、室内の居住性も高い初心者向けです。

またドーム型テントは横からの風に強く安定感があります。安全面で考えても初心者にぴったり。定番の形状のため各メーカーから数多くのモデルが販売されており、選択肢が多いのもメリットです。

「見た目のおしゃれさを重視したい！」という方には、ワンポールテントがおすすめです。サーカステントのような三角屋根がかわいいデザインで、SNS映えします。ポール1本を立てるだけなので設営も簡単です。

壁面が斜めになっているためデッドスペースが多いのがデメリット。またほとんどのモデルに前室(出入口の屋根付きスペース)はなく、真ん中にポールがあるので室内のレイアウトは工夫する必要があります。

「自分に組み立てができるか不安・・とにかく簡単に設営できるものがいい！」という方には、ワンタッチテントがおすすめです。フレームと生地が最初から一体化しているので、傘のように広げるだけで設営完了します。

ただ骨組みが複雑で重いので、軽量さが重要視されるツーリングや登山には向いていません。また繊細な造りのため1ヶ所でも壊れると修理は難しく、耐久性が低いのがデメリットです。長く使いたいならドーム型やワンポールのほうがおすすめです。

2ルームテントはその名の通り2部屋作れるので、寝室とリビングが分けられます。広々と快適で、居住性を重視する方におすすめです。ただ居住性が高いぶん設営は複雑で、初心者には向きません。

また同じように2部屋作れる形状でトンネルテントがあります。こちらは2ルームテントよりも開放感が劣りますが、設営はシンプルです。ただ大きいので車で持ち運ぶのが前提になります。

テントの素材には主にポリエステル・ナイロン・コットン・ポリコットン／TCの4種類があります。初テントにおすすめなのは軽量なポリエステル製です。ラインナップが多いので選びやすく、価格も比較的安いので初心者向けです。ただし火には弱いので、近くで焚き火をしないように注意してください。

以下にそれぞれの素材の特徴をまとめましたので参考にしてください。

徒歩キャンプ・バイクツーリング・登山など車以外で移動する予定なら、テントの重さも事前にチェックしましょう。たとえザックに入ったとしても、重いものを背負って歩くのは想像以上に大変です。

2人用テントの目安としては、2kg以下がおすすめ。ポリエステル製もしくはナイロン製が軽く、コットンテントだと6kg以上あるのが普通です。ただし車移動の場合はそこまで気にする必要はありません。

テントにはシングルウォールとダブルウォールがあります。シングルウォールはインナーシートのみの1枚構造、ダブルウォールはインナーシートにフライシートをかぶせた2枚構造です。

シングルウォールのほうが軽くて設営簡単なので初心者向けと思われがちですが、居住性が低く実は上級者向けです。結露が避けられず室内が濡れるので常に拭き取る手間があります。アウトドアの環境に慣れていない初心者は、前室が作れて結露しにくいダブルウォールを選びましょう。

前室があれば荷物や汚れた靴が気軽に置けて便利ですし、雨が降っても室内に入ってきづらいので快適です。何より結露しにくいのが最大のメリット。以下にそれぞれのメリット・デメリットをまとめましたので参考にしてください。

ベンチレーション(換気口)があるかどうかを確認しましょう。夏はテント内に熱がこもりやすく、40℃以上になることもあります。ベンチレーションが2ヶ所以上あれば風通しがよくなり快適です。通気性が高いと冬の結露も防いでくれます。

耐水圧とは、水が生地にしみこもうとするのを抑える性能を表した数値です。1,500mm以上あればある程度の大雨にも耐えられます。中には3,000mm以上など非常に高いものもありますが、高すぎると通気性が下がり夏場は蒸し暑くなります。バランスを考えると1,500〜2,000mmがおすすめです。

長時間外にいるキャンプでは、日焼けや紫外線の影響が気になりますよね。テントによっては、紫外線をカットしてくれる「UVカット加工」が施されています。90％以上カットしてくれるものだと安心です。

「冬の雪中キャンプに憧れる！」という方も多いかもしれません。冬キャンプには冬仕様のテントが必要です。冷気の侵入を防いで保温性を高めてくれる「スカート」の付いたものがおすすめ。また薪ストーブを使う予定なら煙突穴があるとより便利です。

ランタンはキャンプの夜をよりおしゃれな雰囲気に演出してくれます。テントによっては、天井にランタンを吊り下げられるフックが付いているのでチェックしてみましょう。置くだけよりも天井から室内全体を照らしたほうが、手元もしっかり見えて便利です。

アメリカ発祥のコールマンは、アウトドア用品全般を扱う老舗メーカーの1つです。コールマンのテントは初心者でも設営しやすいモデルが充実しているのが特徴。高い機能性ながら価格もリーズナブルです。種類が多いので選択肢が多いのもメリット。

2人テントとしては、以下のモデルがおすすめです。

• ツーリングドーム／LX
  背が高い前室があり開放感抜群の2〜3人用テント。
• エクスカーションティピーII
  コットンタッチ生地(テックスファイバー)で速乾性の高いワンポールテント。

モンベルは大阪に拠点をおく日本のアウトドアメーカーです。キャンプ用品はもちろん、本格的な登山向けの商品を多数開発。軽量でコンパクト、なおかつハイスペックで長く使えるテントが見つかります。

2人用テントは以下のモデルがおすすめです。

• ムーンライト テント4
  「月明かりでも設営できる」がコンセプトの設営簡単モデル。4人用で広々使える。
• クロノスドーム4
  10分で設営可能な3〜4人用。出入口が2ヶ所あり1人が寝ていても出入りしやすい。

テンマクデザインは、アウトドアショップ「WILD-1」のオリジナルブランドです。「テンマク」は「天幕＝テント」を表しており、日本の気候に合った機能性の高いテントを多数開発しています。シンプルでかっこいいデザインが人気です。

特に以下のモデルは大変人気ですのでチェックしてみましょう。

• サーカスTC
  通気性・耐火性に優れたポリコットン生地の2人用テント。テンマクデザインの看板商品。
• パンダ
  登山やフェス、ツーリングにぴったりな軽量なワンポールテント。

アライテントは50年以上の歴史を誇る日本メーカーです。テント・ツェルト・ザックなどを手作業で製作する堅実な企業姿勢は多くのファンから支持されており、初心者でも扱いやすい点が評価されています。

2人用テントの代表モデルは以下の2つです。

• ドマドームライト2
  日本の土間をモチーフとした前室付きの2人用テント。重量2kgと携行性抜群
• エアライズ2
  東レの中空糸「ファリーロナイロン」を採用した超軽量モデル。Amazonで非常に好評

テントの価格はピンキリです。Amazon等で激安のものを見つけて「これでも大丈夫なのかな？」と思うことも多いかもしれません。しかしテントは基本的に価格と質が比例すると覚えておきましょう。

2人用テントの価格目安としては、2〜3万円程度のものがおすすめです。1万円以下だと耐久性が低い・重いなどのデメリットが大きくなり、結局すぐに買い直すことになってしまいます。キャンプを続けていく予定なら激安のものは避けてください。

二人用テントの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。好きな形状やデザイン、必要な機能性をチェックしていけば、自分にぴったりのものが見つかるはずです。お気に入りのテントを手に入れて、カップル・夫婦・友人同士での2人キャンプを楽しんでください！