ウッドストーブおすすめ4選！選び方から使い方までくわしく紹介

小枝や枯れ葉を燃料とするウッドストーブ。燃料を現地で調達できることや比較的コンパクトなサイズが多いことからソロキャンプや山中キャンプで使うキャンプギアとして最近注目を集めています。

ウッドストーブにはさまざまな種類があり、メーカーなどによっても異なる特徴を備えています。見た目のデザインや機能性など、ウッドストーブを使用している人たちはそれぞれ違う部分に惹かれています。

そこで今回は種類豊富なウッドストーブのおすすめを紹介します。その他にも、ウッドストーブの選び方も紹介するので必見です。本記事を読んで、ウッドストーブの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

ウッドストーブは2つの缶を重ねた「二重構造」で作られています。これにより本体の中間部にある空気を勢いよく上昇させ二次燃焼を起こし安定した火力を維持することができます。

※二次燃焼：一次燃焼によって出てきた煙と空気が混ざり合い火力の強い炎を生み出す方法

大気中に出ていく未燃焼のガスを再利用するため、非常に効率的です。また、二次燃焼によって再利用した未燃焼ガスは完全燃焼するため煙が起こりません。また、ウッドストーブは小枝や木の葉を燃料にして使うストーブのため、燃料費は比較的安く済みます。

ウッドストーブと焚き火台はよく似ていますが、構造や機能は全く異なります。ウッドストーブと焚き火台の違いは、空気量を調整できる点です。焚き火台は空気の出入りが開放的であり、取り込む量の制限がありません。

一方でウッドストーブは、空気の入り口を調整して空気量を制限できるため安定した火力を維持することが可能です。

箱型のウッドストーブは、コンパクトに折りたためるのが特徴です。そのため、キャンプなどのアウトドアでも簡単に持ち運べます。サイズによって大きさは異なりますが、スムーズに持ち運びしたい人は箱型のウッドストーブを購入しましょう。

円柱型のウッドストーブは、箱型よりも火が消えにくいのが特徴です。その理由は、二重構造のおかげで投入した小枝や枯葉を最後まで燃やせるためです。サイズも豊富にあるため、使用人数に合わせてピッタリなものを購入しましょう。

ウッドストーブを購入する時は、サイズ選びも重要です。使用する人数によって適したサイズも異なります。大人数に対して小さいウッドストーブを購入してしまうと、満足した使い方ができません。購入後に後悔しないようサイズを把握しましょう。

ソロで使用する場合は、15cm四方ぐらいのサイズがベストです。2～3人用なら20cm四方、4～5人であれば30cm四方のものが使いやすいです。ウッドストーブはサイズ別で豊富に販売されているため、人数を確認したうえで選びましょう。

ウッドストーブを購入する時は素材選びも大事です。さまざまな素材がありますが、おすすめはチタン製のウッドストーブです。チタン製は、他の素材と比較して軽量なため持ち運びしやすいです。また、作りも丈夫なため長期間の使用も可能です。

しかし、チタン製のウッドストーブは高価格なものが多いです。そのため、人によっては手が出しずらい人もいます。似たようなタイプだと、ステンレス製のウッドストーブがコスパ面で優秀です。気になる人はステンレス製のものもチェックしましょう。

ウッドストーブを選ぶ際は新聞紙なども燃料として対応しているものがおすすめです。ウッドストーブは落ちている枯れ葉や小枝を燃料として使用するものが多いですが、キャンプサイトによっては枯れ葉や小枝を調達できない場合もあります。

新聞紙なども燃料として対応しているウッドストーブであれば、そういった場合のトラブルにも対処することができます。ちなみに、固形燃料に対応しているウッドストーブを選ぶ際は燃料を安定させるための置き皿があると便利なので、購入前にチェックしましょう。

ウッドストーブはタイプによって収納サイズが大きく変わります。円柱型のウッドストーブと比べて箱型のウッドストーブは折りたためる分、コンパクトに収納できるので、持ち運びやすくなります。

ただ、円柱型のウッドストーブも最近はコンパクトに収納できるタイプが増えており、中には箱型よりも収納しやすいものもあります。購入する前にどちらが持ち運びやすいかチェックして選びましょう。

ソロストーブは小枝や松ぼっくりなどの自然のものだけで誰でも簡単に着火させることができるストーブを手掛けているアメリカ・テキサス発のメーカーです。軽量かつ環境に優しくて頑丈なところもポイントで、多くのキャンパーが愛用しています。

人気なのは軽量コンパクトで扱いやすい「キャンプストーブ」シリーズですが、大人数での利用に最適な「ファイヤービット」シリーズも取り揃えており、シチュエーションに合わせたウッドスチトーブが手に入ります。

バーゴは軽くて耐食性に優れたチタン製のアウトドアギアを中心に展開しているアメリカのメーカー。頑丈で軽いチタン製と、コンパクトに収納できるシンプルでシャープなデザインがカッコいいストーブが人気。

アルコールストーブや固形燃料のスタンドとして使ったり、逆さにして七輪のように利用したりできる機能性も魅力的で、ソロキャンパーを中心に愛用する人も多いメーカーです。

ウッドストーブで使用する燃料は現地で調達できる小枝や木の葉が基本です。そのため、事前に燃料を用意してキャンプ場に持ち運ぶ必要はありません。しかし、現地で調達できる燃料以外を使用するのであれば持ち運ぶ必要があります。

ウッドストーブの燃料としてペレット燃料も使用可能です。ペレット燃料とは乾燥した木材を細粉し円筒形にした燃料です。その他にも、火がつきやすく持ち運びにも便利な針葉樹もおすすめです。針葉樹のなかでもスギ・マツ・ヒノキは特に使いやすいです。

キャンプ芸人として有名なヒロシさんが愛用しているウッドストーブがあります。名前がNO.164と呼ばれているウッドストーブですが、鉄板1枚と取っ手に専用の収納袋がついただけのシンプルなものです。

このウッドストーブがどこのメーカーなのか気になりますが、実はこのウッドストーブはヒロシさんのオリジナルブランドです。また、現在オンラインショップでも販売されていないため、未発売の可能性もあります。気になる人はチェックしてみましょう。

さまざまな機能を備えて便利なウッドストーブですが、過去には雑誌の付録になっていたこともあります。

最近のものだと2022年5月18日に発売された「エンジョイアウトドア」の付録にウッドストーブが付いていました。価格が衝撃の499円であり、強度や金属の素材感も問題なく使えると好評です。低価格で購入したい人にとっては非常にお得なウッドストーブです。

ウッドストーブがあれば、キャンプやバーベキューなどのアウトドアを楽しく過ごせます。焚き火台とは異なる魅力があり、多くの人がその魅力に惹かれて愛用しています。ウッドストーブを購入して楽しいアウトドアに出かけましょう！