スキレットのシーズニング方法を紹介！失敗しない簡単な方法を紹介！

スキレットは、アウトドアでおいしい料理を作るのに便利な調理器具です。一般的なフライパンよりも蓄熱性・保温性が優秀で、さまざまな料理を作れるのが魅力ですよね。ただ、スキレットは錆びやすいのがデメリットで、調理後に放置すると一晩で錆びてしまう場合もあるんです！

スキレットの錆びを防止して快適に使用するには、シーズニング（油ならし）が必要です。シーズニングは面倒なイメージがありますが、やり方を覚えれば難しくはありません。オーブンを使ったシーズニング方法もあるんです。

今回は失敗しないシーズニング方法や必要な道具、失敗した時にやり直す方法などを解説します。シーズニング不要なスキレット、ニトリやダイソーのスキレットなどもご紹介するので最後までご覧ください。

シーズニングの目的の1つは、スキレットの表面についたワックスや油を取り除くために行います。購入したばかりのスキレットには、錆防止のためのワックスや油が塗られているのが一般的です。シーズニングせずに使用すると、ワックスが料理に混ざって味にも影響が出ます。

シーズニングの工程でワックスは完全に除去できるので、安心してスキレットを使用できます。

シーズニングは、油ならしをして錆びや焦げ付きを予防できます。油ならしをして、スキレットの表面に油膜ができると酸素が遮断されます。シーズニング後は錆びの原因である酸素が鉄と結合しないので、スキレットの錆びを防止します。

表面が油でコーティングされると食材が焦げ付きにくくなり、焦げも剥がれやすくなります。定期的にシーズニングを行えば、黒光りした（ブラックポット）状態になってより使いやすいスキレットになります。

シーズニングをするのに必要な道具は、以下の5つです。

• 食用油
• 食器用洗剤
• クズ野菜
• キッチンペーパー
• スキレットカバー・キッチングローブなど

シーズニングに使用する油は、空気中で固まる乾性油が油膜が作りやすいので最適です。紅花油や亜麻仁油は乾性油ですが、オリーブオイルは違います。ただし、塩が入っていない食用油なら、どんな油でもシーズニングに使用できます。クズ野菜は、香りの強い香味野菜がおすすめです。

スキレットのシーズニングの手順は以下の通りです。

• スキレットを洗剤を使って洗う
• 強火で煙が出るまで、加熱して水分を蒸発させる
• キッチンペーパーを使って、食用油をスキレットに薄くまんべんなく塗る
• 油を塗るのは裏側・取っ手まで含めたスキレット全体
• スキレットを煙が出るまで加熱して、油を塗って加熱する工程を2回～3回繰り返す
• クズ野菜をスキレットで炒めて、金属の臭いを取る
• 野菜を取り除いたら、全体に油を塗る
• 新聞紙などに入れて保管

調理後は洗剤を使わずに、簡易的にシーズニングを行って油膜を維持しましょう。

シーズニングに失敗して焦げができた場合は、最初からやり直して大丈夫です。油を均等に塗らないでシーズニングすると、スキレットの表面が焦げて料理が上手く作れなくなります。スキットの焦げを落としてから、再度シーズニングを行いましょう。

焦げを落とすにはスキレットを5分ほど加熱してから、硬い物で削って落とします。シーズニングに失敗しないためには、油の量を少なくしてスキレットの表面に薄く均等に塗るのがポイントです。

スキレットのシーズニングは、オーブンを使っても可能です。オーブンを使ったシーズニングの方法は以下の通りです。

• オーブンを180℃に予熱する
• スキレットを洗剤とたわしで洗ってから、乾燥させて水気を切る
• スキレットの内側・外側・取っ手に食用油を塗りこむ
• 予熱したオーブンの中に、30分スキレットを入れて油を焼き入れする
• オーブンから取り出したスキレットを冷ます
• 再度油を塗ってオーブンで焼く工程を2回~3回繰り返してシーズニング終了

火にかける代わりにオーブンを使う以外は、通常のシーズニングとほとんど同じです。蒸気がシーズニングに影響する可能性があるので、シーズニング中はオーブンを料理に使用しないようにしてください。金属の臭いを取りたいなら、オーブンを使った後にクズ野菜を炒めましょう。

すぐにスキレットを使用したいなら、シーズニング不要のスキレットもおすすめです。シーズニング済みのスキレットなら、最初のシーズニングは不要ですぐに使用可能です。ただし、ある程度使用したら、自分でシーズニングをする必要があります。

ホーロー加工されたスキレットなど、完全にシーズニング不要なスキレットも販売されています。ただし、完全にシーズニングが不要なスキレットよりも、シーズニングが必要なスキレットの方が調理しやすいとの意見もあります。

「お値段以上」でおなじみのニトリは、IHに対応したスキレットを販売しています。シーズニングは不要ではありませんが、使用前のシーズニングや定期的なお手入れに関しても、丁寧に解説されているので初心者でも安心して使えます。

サイズは、15cmと19cmの2サイズが展開されています。IHに対応したスキレットが、税込み600円未満で購入できるのでコスパも抜群です。

スキレットは、100均のダイソーでも販売されています。価格は一番安いもので、税込み220円からです。ポピュラーな形状のスキレット以外に四角型や薄型もあり、サイズもさまざまです。現在は製造されていないスキレットもありますが、店舗によっては在庫があります。

シーズニング不要のスキレットはありませんが、IHに対応したものも販売しています。安いスキレットが欲しいなら、ダイソーを覗いてみましょう。

スキレットのシーズニング方法についてまとめました。錆びやすいスキレットですが、シーズニングをすれば錆びを防止して快適に使えます。長く使用するためにも、スキレットにはシーズニングをしっかり行ってください。