ダイソーのミニ鉄板がおすすめ｜300円・500円の焼肉プレートは魔法の鉄板？

自然豊かな開放された場所で、できたてを食べられるキャンプ飯のおいしさは格別です。そんなキャンプ飯を楽しむのに役立つアイテムが、100均ショップのダイソーで手に入ります。「焼肉プレート」や「魔法の鉄板」など、300円から500円ほどで購入できます。

ダイソーのキャンプ用クッカーといえば「ミニメスティンが安いのに完成度が高い」と一時期話題になり、品切れが続出するほどの人気を集めていました。実はこのメスティンにちょうど納まるサイズのミニ鉄板も出ているのをご存じですか？さらに、リフター付きのミニ鉄板も出ています。

この記事ではそんなダイソー鉄板について解説します。ミニ鉄板で作れるおすすめのキャンプ料理やシーズニングの方法も紹介しますので、参考にしてください。同じダイソーの焼肉プレート・ステーキプレートも紹介します。

まずは「メスティンに収納できるミニ鉄板」です。サイズは縦112mm×横73mm×厚み5mmです。ただしこの厚み5mmは、縁の立ち上がった部分の高さを指し、板の厚さではありません。板の厚さは約2.5mm、素材はスチールです。

商品名のとおり、ダイソーのメスティンにちょうど納まります。ただし、メスティンに収納する際には、中が傷つかないよう、鉄板を紙や布などで包んでおくとよさそうです。もちろん単体でも収納場所を取らず、気軽に持って行けます。

もう1つは「バーベキュー用ミニ鉄板（リフター付）」です。前項のミニ鉄板より先に発売されていました。サイズは縦132mm×横84mm、板の厚さは約1.5mmで素材はスチールです。

リフターが付属しているので、これを鉄板の両サイドにあるスリットに引っ掛けて持ち上げられます。火にかけて熱くなった鉄板を簡単に動かせて便利です。同じダイソーからは、ミニ鉄板との相性ぴったりのポケットストーブも出ています。

ダイソーの鉄板の中でも一番大きいのが「バーベキュー用鉄板」です。価格は税込330円で、サイズは縦20cm・横14.5cm・厚さ1.1cmとほかの鉄板に比べて少し大きめです。

使い方は簡単で、シングルバーナー・焚き火台・バーベキューの網などにのせて使用できます。1

人用のちょっとした料理におすすめです。

「メスティンに収納できるミニ鉄板」はリフター付き鉄板と比較すると、長辺が約2cm、短辺が約1cm短く、一回り小さいです。小さい方では目玉焼きを焼くのも卵がこぼれて難しく、リフター付きの方でぎりぎり焼ける程度。実用性はやや乏しいかもしれません。ウインナー1本ずつ・お肉1枚ずつを焼くなどの使い方が向いています。

ミニ鉄板は小さいだけに、作れる料理の幅はあまり広くありません。しかし、ミニサイズだからこそ楽しめる料理もあるので、2品紹介します。

キャンプ飯の代表といえば焼き肉。ミニ鉄板なら自分専用の鉄板にして、好きなお肉を好きな焼き加減で味わえます。お肉を1枚ずつ焼きながらお酒をちびちび飲めば、非日常的で贅沢な時間を過ごせそうです。

ウインナーも普通の大きさならミニ鉄板に置けて、パリッと香ばしく焼けます。きのこやミニトマト、アスパラやズッキーニなどの野菜もおいしいです。ミニサイズなのでおままごとっぽい楽しさもあります。

実はミニ鉄板でも厚焼きステーキができます。一見難しそうでも、ポイントを押さえれば意外と簡単です。詳しい手順を紹介します。

1. お肉は常温に戻しておく
2. 筋切りをして塩コショウを振る
3. ミニ鉄板を強火にかけて煙が出始めるまで熱する
4. お肉の両面を焼き色が付くまで各1～2分ほど焼く
5. 側面も殺菌のため焼く
6. 焼いたお肉をアルミホイルで包んで15分ほど休ませ、余熱で中まで火を通す

よく熱した鉄板で短時間加熱すると、中が柔らかく仕上がります。焼き時間はお肉の厚さによって調整しましょう。

ミニ鉄板に限らず、新しく購入した鉄製の道具には錆び止め剤が塗られているのがほとんどです。これを取り除かないと食材に錆び止め剤がついてしまいます。加えて、使用後の錆びや焦げ付きを防ぐためにも、必ずシーズニングを行いましょう。

必要な道具は次のとおりです。

• 食器用中性洗剤
• スポンジ・たわし
• キッチンペーパー
• カセットコンロまたはバーナー
• サラダオイルまたはオリーブオイル
• キャベツの芯などクズ野菜
• トング・鍋つかみ
• 新聞紙

1. 食器用洗剤で鉄板をよく洗って表面の錆び止めを落とし、水気を拭き取る
2. 鉄板を直火にかけ、色が変わるまで空焼きする
3. 冷ましてからオイルを両面に薄く塗る
4. 再び火にかける
5. 2～4を3回繰り返す
6. 鉄板でクズ野菜を炒めて慣らす
7. 冷ましてからオイルを塗る
8. 新聞紙に包んで保管する

シーズニングを繰り返すたびに色が変わっていき、鉄板を育てている感じが楽しめ、道具への愛着も沸きます。鉄板が大きいほど作業は大変になりますが、ミニ鉄板なので手軽です。

ミニ鉄板を長持ちさせるには、使用後のお手入れが大切です。次の手順でしっかりお手入れをしましょう。

1. お湯で汚れを洗い流す：洗剤を使うとシーズニングで作った油膜が取れてしまいます。
2. 水気を拭き取って弱火にかけて熱する
3. 鉄板が乾燥したら両面にオイルを塗る

なお、お手入れを怠った・長い間保管していたなどで鉄板が錆びてしまった場合は、再シーズニングが有効です。金たわしなどで錆びを落とし、使い始めと同様に行います。

ダイソーでは100円以外の商品もたくさんあり、いずれもコスパの高さが評判です。300円（税抜）の「バーベキュー用鉄板」はサイズが200mm×145mmと大きめで、B6サイズの焚き火台にぴったりです。

ミニ鉄板では作れる料理に限界があった一方、ワンサイズ大きなこちらの鉄板では、本格的な料理を幅広く楽しめます。たとえばベーコンと目玉焼きを同時に焼く、あるいは焼きそばなども可能です。

ダイソーで販売されているバーベキュー便利シートは、110円とは思えない高コスパな商品です。30×30cmの軽いシートは持ち運びしやすく、鉄板の代わりになります。焼きそば・目玉焼き・パンケーキなどさまざまな料理が可能です。

さらに、水だけで簡単に洗い流せるため、アウトドアでの使用におすすめです。

ダイソーではさらに、500円の「焼き肉プレート鋳物」や300円の「イモノのステーキプレート」も販売されています（価格はいずれも税別）。焼き肉プレートは直径約16cmの溝の付いたドーム型で、温度のムラが少なくお肉などをおいしく焼けるプレートです。

ステーキプレートは内径229mmの楕円形のプレートであり、「魔法の鉄板」とも呼ばれています。こちらもムラなく焼けて、ステーキにちょうどいいサイズです。深さが22mmあるため、たれを使った炒め物やアヒージョなどにも適しています。

100均ショップのダイソーには、手軽に扱えて持ち運びしやすいミニ鉄板から、お手頃価格で手に入る本格的な鉄板までそろっています。自分のキャンプスタイルに合わせて選び、おいしいキャンプ飯を楽しみましょう。