ペグケースを自作しよう！革を使った方法・100均で買える代用品も紹介！

ペグはキャンプをするための大切な相棒ですよね。サイト設営になくてはならない道具なら、それらを収納するケースもお気に入りのものが欲しくなりませんか？でも、なかなかピンとくるペグケースが見つからない場合には自作がおすすめです。

今回は、革やエプロンを使用するペグケースの自作方法を解説します。自作のメリットは、一緒に使うペグハンマーなど必要なアイテムに合わせた絶妙なサイズが調整できる点。手先が不器用な方は、気軽に買える100均商品で代用する方法もあります。

さらに、既製品でもペグケースにぴったりな商品を、キャンパーに人気のワークマンや無印からご紹介。人とは違うオリジナリティあふれるペグケースが欲しい方は参考にしてください。

キャンプのたびに持ち運ぶペグやハンマーを収納するケースなら、丈夫で長持ちする革で自作するのがおすすめです。いろいろな種類の革のなかでも、ペグケースには手になじみやすいヌメ革が適しています。

縫い合わせにはレザー用ミシンやハイパワーの家庭用ミシンを使用。手縫いならキリで針穴を開けながらロウ引き糸などで縫い合わせます。ロールタイプのケースは縫う箇所も少ないので初心者にも簡単です。

本体用の革を40×40cmほど、ペグの差し込みとクローズパーツには2cm幅でお好みの長さにカットします。本体内側にはペグとハンマーを並べてさせるように差し込みパーツをループ状に縫い、表側の端にベルトパーツを縫い付けるだけでできますよ。

市販のエプロンには、小物を入れるポケットがたくさん付いています。ペグケースにするには少し邪魔なものもあるので、一旦すべて取り外してください。ご自宅にあるハサミでも取り外せますが、手芸用リッパーを使うと簡単です。

縫い目に沿って糸だけを確実にカットするのがポイントで、返し縫いされた部分もていねいに外します。布を切ってしまうと破れるので慎重に作業してください。

つぎに、ミシンで縫うポイントに手芸用のチャコペンで目印を書き込みます。エプロンの布地に直接書くので、はっきり見える色味のチャコペンがおすすめ。チャコペンは鉛筆タイプや極細ペン、水洗いで消えるものなどがあるので、書きやすいものを選んでください。

エプロンにはペグの直径よりもやや広めの15〜18mm間隔で、収納したい本数+1本の目印をつけます。ベルトになる綿テープには30mm間隔で目印を書き込んでください。

エプロンと綿テープに目印をすべてつけたら、その線の上をなぞるようにミシンで縫い合わせていきます。ペグ自体が直線なので真っ直ぐに針を進めるのがコツです。また、隣り合うペグがぶつからないように、並行になるようにこころがけます。

金属製のペグは重量があるので、縫い目がほつれないように返し縫いを忘れずに。念入りにしたい場合は二重に縫うのもおすすめです。目印どうしをまち針で止めてから縫うと、仕上がりが整いますよ。

ペグケースを自作する際にもっとも悩むのがサイズです。ペグのサイズをベースにして革やエプロンをカットしますが、ペグにはさまざまな長さのものがありますよね。一般的なペグの長さは25cm〜40cm程度なので、ペグケースも40cm前後のサイズが適切です。

市販のペグケースでも長さ40cm程度の商品が主流。自作する際にも、縦横どちらかの1辺は40cmのサイズを確保するのがおすすめです。

ペグケースは長さとともに深さも大切なポイント。ロールタイプのケースは深さを考慮する必要はありませんが、縦長になる巾着タイプにする方はなどは特に深さが大切です。ペグの長さよりも深すぎると、サイズ違いのペグを収納したら見つけにくくなります。

また、取り出しやすい箱型でも深さは重要で、底面に近いものほど手に取りにくいのが難点。ひと目でケースの中身が確認できて、スッと取り出しやすい深さになるよう設計しましょう。

ペグケースとしての欲しい機能をほぼ網羅しているのが、100均の折りたたみ傘ケースです。雨に濡れた傘をそのまま収納できるよう、防水機能をもつ素材で作られている商品が多いのが魅力。また、ケースサイズも40cm前後で、ペグの長さにフィットしやすいのもポイントです。

ファスナー付きでしっかり口を閉じられる形状なら飛び出す心配がなく、安い価格でペグケースの代用品をお探しの方にはおすすめの商品ですね。

色や形などバリエーション豊かなペットボトルホルダーも100均の人気商品ですよね。こちらもペグケースの代用品として使えます。サイズも350mlのミニサイズや500mlなど、使い勝手がいいものを選べるのも魅力です。

ペットボトルホルダーは、口を絞れる巾着タイプとファスナーで開閉するタイプが一般的。巾着タイプは、ペグを取り出しやすいよう深くないものを選ぶのがおすすめ。お好みのデザインを選んでください。

現場作業をおしゃれに変えるファッションアイテムが人気のワークマン。近年はアウトドアギアのラインナップも増えています。ワークマンでおすすめなのは「パラフィン帆布スクエアショルダー」です。

引き裂きに強い帆布に撥水力を高めるパラフィン加工を施しているので少々の雨なら安心。ペグやハンマーはざっくり、グローブやナイフなど細々したギアは小物ポケットにと、整理力抜群なアイテムです。

シンプルなデザインが魅力の無印良品もキャンパーに人気のメーカーです。中でも「スチール工具箱」はペグケースにぴったりなアイテムで、容量に合わせてサイズも選べます。ややアイボリーがかった白一色で、使い込むほどに無骨さが増すおすすめの商品です。

スチール製なので丈夫さはダントツ、耐荷重も高いのでマイカーの後部にも積み重ねて省スペースで収納できます。また、水洗い可能なためペグの汚れを気にせず収納できるのも魅力です。

ペグケースの自作方法や、100均で買えるおすすめの代用品などをご紹介しました。お手持ちのペグのサイズや本数だけでなく、ハンマーやガイロープなど収納したいものに合わせられるのが自作のメリット。オンリーワンのペグケースでキャンプを楽しんでください。