タープポール・テントポールの自作方法をご紹介｜100均の突っ張り棒を使った代用も

テントやタープに使うポールを自作してみたい方は多いと思います。キャンプにおいてポールはあればあるほど便利ですよね。ポールが自作できれば安くすむし、自作アイテムはキャンプの気分を盛り上げてくれます。

テントポールやタープポール・キャノピーポールは意外にも簡単に自作が可能で、落ちている木や竹で代用可能です。また、ポールの先端に差し込んで固定する「ポールエンドロック」などの商品も安価で販売されているので、導入すれば安定します。

そこで、本記事では、テント・タープポールの自作方法について徹底的に解説します。また、100均の突っ張り棒を使用したポールの自作方法やハンモックスタンドの自作方法についても紹介するので、参考にして頂けると幸いです。

ここでは、タープポールの種類について解説し、そのほかのキャンプで使用するポールとの違いなどもご紹介します。ポールを自作してみたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

テントポール・タープポール・キャノピーポールは、使い方によって呼び名がありますが、基本的にすべて同じものです。設置場所でポールの太さなども変わるため、用途に合った名称が付けられています。

タープポールの種類にはメインとサブがあり、それぞれに設置する場所や目的があります。設営の際は、メインとサブを上手く使い分けるとより開放的なサイト空間が作れます。使い分け方や主な特徴などは、以下を参考にしてください。

テントを軽量化するためにはポールの素材をアルミにするのをおすすめします。グラスファイバー素材を採用しているポールを使ったテントは重量があるので、持ち運びするのが大変です。テントポールをアルミ製にするだけで非常に軽くなります。

1. 付属のテントポールの長さと同じアルミポールを準備します。長ければカットすればいいので、少し長めのものを準備しましょう。
2. ポールとテントを連結するためのハトメを取り付けます。汎用アルミポールの両端末は、ポールによって異なるので、それに合わせたハトメやグロメットを作成しましょう。

一般的なソロキャンプ用のテントが約600gも軽量化できますよ。

木製のポールでタープを張ったりキャノピーを作れば、キャンプサイトをおしゃれな雰囲気に演出できます。ここでは木製のポールの作り方を紹介します。

1. 必要な道具を準備します。直径30mmの木材（90cm×6本）・直径32mmステンレスパイプ（20cm×4本）・タッピングビス20本・鬼目ナット2個・ステンレスボル2本・蜜蝋ワックス
2. 必要な工具を準備します。電動ドリル・ドライバービット・ドリルビット・紙やすり・金やすり・のこぎり・革手袋
3. 木材をパイプに収める部分を直径1mmほど細くします。ドリルビットで木材を回しながら紙やすりで木材を細くします。
4. 木材をステンレスパイプに挿入してビスで固定します。
5. 木材の先端の中心部にボルトのねじ切り部分が収まるように木工用ドリルで直径7cmの穴を4cm以上の穴をあけます。そこにボルトをねじ込めば完成です。

100均アイテムのみを使用してタープポールを自作できます。ここでは100均アイテムを使ったタープポールの作成方法を紹介します。

1. 材料を準備します。突っ張り棒115〜190cm・伸縮マシュマロ串をダイソーで購入します。
2. 使用する工具（のこぎり・紙やすり・トンカチ）を準備します。
3. 突っ張り棒の先端をのこぎりで切り落とします。
4. マシュマロ串を加工します。持ち手の部分を5cmほど残して切り落とします。マシュマロ串の先端がタープポールのピン代わりになります。
5. 突っ張り棒とマシュマロ串を接続します。挿入しにくい場合は突っ張り棒を紙やすりでやすります。
6. 突っ張り棒の穴にマシュマロ串を挿入してトンカチで叩いて木の張力で固定していきます。きれいに固定できれば完成です。

折りたたみできるアルミ製ポールの自作方法を解説します。

1. 材料を準備します。直径1,5cm×4mを2本と直径1,2cm×4mを1本購入します。
2. パイプを切断していきます。直径1,5cmのパイプを45cmに切断します。直径1,2cmのパイプを15cmに切断します。
3. 接続するための鬼目ナットとネジとナットを連結させます。
4. ネジの先端部分にドリルビットとインパクトドライバーで削って穴を開けます。
5. 直径1,2cmのパイプにアルミテープを巻いて直径1,5cmのパイプにねじ込みます。
6. パイプが重なった部分にドリルで穴を開けます。
7. ネジ穴にショックコードを結びアルミパイプ同士を連結させたら完成です。

テントやタープに使うサブポールは、身近なもので代用できます。そもそもサブポールとは、タープの傾斜を作る時やタープの角度を調整する時に役に立つポールです。サブポールは必ず必要なアイテムではないので、自宅に忘れてしまう場合もありますよね。

しかし、身近なもので工夫すればサブポールとして代用できます。落ちている木や竹をカットして活用できます。長さが足りない場合は、カットしたペットボトルを装着してもう1本を連結させます。また、テーブルや石などでかさ上げします。

また、木や竹が落ちてない時は、持っているキャンプギアを使って代用できます。ランタンポールやカメラの三脚は安定感があるので、サブポールの代用ができますよ。

近年ますます注目を浴びるハンモック泊。ハンモックスタンドは意外にも簡単に自作できます。ここでは、ハンモックスタンドの自作方法を解説します。

1. 材料を準備します。材木2本（40×30×1490mm）・マルカンボルト（80×10mm）・アイナット（10mm）・座金・カラビナ・加工料をホームセンターで購入します。
2. 木材をちょうどいいサイズにカットします。
3. マルカンボルトを通すための穴を開けます。
4. 木材を2本重ねてマルカンボルトを挿入して、サイドにガイロープを連結するためのカラビナを装着します。
5. カラビナにガイロープを連結してしっかりテンションを張ってペグダウンして完成です。

ポールを二股化するときの計算方法は、三平方の定理・ピタゴラスの定理を使って導き出すやり方です。三角形のテントにおける2辺の長さが分かれば、もう1辺を導き出せます。実際の計算は、計算サイトがおすすめです。たとえば人気のポールテントのを二股化するなら、217cmのポールが2本必要になります。

二股化する道具にはFIELDOORの「二又化パーツ」とSoomloomの「二股化パーツ90°」がおすすめです。どちらの商品も使い方がシンプルで簡単なので、はじめてポールの二股化に挑戦する人にもおすすめします。

ポールを自作できるか不安な方は、タープポールを購入するのもおすすめです。タープポールにはリーズナブルで購入しやすいものもたくさんあります。とにかく安いものがほしい人は、DODやSoomloomのポールがうってつけです。高品質なポールが安い価格で購入できます。

本記事では、テントポールとタープポールの自作方法について徹底的に解説しました。ポールの自作方法は理解して頂けましたか。好みのポールを自作して自分流のキャンプを楽しみましょう。