カンガルースタイルのインナーテントおすすめ8選｜2人用・4人用カンガルーテントも

1張のテントでオールシーズン快適に過ごすのは意外と難しいですよね。「夏場に涼しいテントは秋冬の寒さに耐えられない」「テントを買い替えずにレイアウトを変えるだけで1年中快適に過ごす方法はないかな」などと、テント選びで困ってはいませんか？

そのような方におすすめなのが、今回ご紹介する「カンガルースタイル」です。ソロや2人用・4人用などテントの大きさの違いを利用して、大型テントの中に小型テントを入れてインナーテントとして使用します。

この記事では、夏は涼しく冬にはストーブで暖を取れるカンガルーテントの詳しい選び方・特徴を解説します。あわせて、カンガルースタイルのインナーテントの人気メーカーとおすすめ8選も紹介します。自由にレイアウトできて開放感とプライベート空間を両立できるので、ぜひ参考にしてみてください。

カンガルースタイルとは、大型のシェルターやテントの中に小型のテントを入れて過ごすキャンプスタイルです。ユニークな名称は、カンガルーのお母さんがおなかの中に子供を入れる姿を由来としています。カンガルースタイルに特化したテントが販売されていたりと、キャンパーの間でも高い人気を誇っています。

カンガルースタイルのメリットは、通気性が高いので夏は涼しく過ごせるところです。テントが二重だと暑くなりそうですが、外気の影響を受けにくいので、テント内の温度は上がりにくくなります。インナーテントにはフライシートをかける必要がないので、通気性が高いです。

フルメッシュのインナーテントを使用すれば、蚊などの害虫を防いで、通気性も更に良くなるので快適に就寝できます。シェルター・親テントに覆われているので、フルメッシュでもプライバシーは確保されます。

カンガルースタイルは、冬は暖かく過ごせるのも大きなメリットです。外の空気が冷たくても、テントが二重構造になるので、インナーテントの中は暖かさを保てます。インナーテントは小型なので、暖房で簡単に暖かくなって、温度調節もしやすいです。

インナーテント内と親テント内の温度差も少ないので、結露も起きにくいです。ただし、暖房を使う場合は一酸化炭素中毒にならないように、換気は定期的に行いましょう。

カンガルースタイルは、テントのレイアウトが自由にできるのもメリットです。2ルームテントは、寝室の位置が決まってしまうので、テーブルや椅子などを置く位置も限られます。カンガルースタイルは、寝室を好きな位置に移動できるので、サイト内のレイアウトの幅も広がります。

自分のキャンプギアに合ったサイトを構成できるので、おしゃれなキャンプサイトを演出できます。グループキャンプやファミリーキャンプなど、キャンプシーンに合ったサイトを作れるのも魅力です。

カンガルースタイルは、設営・撤収が簡単なものが多いのもメリットです。専用のインナーを取り付ける場合、親テントを組み立てた後に吊り下げるタイプが多く、意外に手間がかかります。カンガルースタイルは、親テント・インナーテントを同時に組み立てるので、設営時間も短縮できます。

カンガルースタイルのインナーテントは、ワンタッチ式・ポップアップ式が多いので、設営・撤収が簡単です。親テントの中なので、雨に濡れずに撤収作業ができて、帰宅後の後片付けも楽になります。

カンガルースタイルなら、人数にあわせてインナーテントを用意すれば追加も可能です。一般的に、人数が増えたらテントを新調しなければなりませんが、カンガルースタイルなら手持ちのテントをそのまま使用できます。ファミリーのような大人数でのキャンプをする機会が多い場合に活躍します。

カンガルースタイルは、テント内の配置によってはデッドスペースが生まれたり、圧迫感を感じやすいです。インナーテントと親テントの形状が合わない場合もあるので、購入前にサイズや形状はしっかり確認しましょう。

カンガルースタイルのインナーテントは、天井が低いので立ち上がったり、着替えるのは難しいです。インナーテントは、どうしても広さがないので就寝専用と考えましょう。

寒暖差が激しいと、インナーテントが結露で濡れる場合があります。カンガルースタイルはテント内の温度差が少ないので、結露が起きにくいですが、結露が起きないわけではありません。素材がメッシュだと、結露でインナーテントがびしょ濡れになる場合もあります。

コットン・ポリコットン製のインナーテント、スクリーンタープのインナーテントなら、結露は起こりにくいです。フライシートをかけるのも、結露対策になります。親テントを完全に閉めきる場合は、インナーテントと幕の距離を開ければ結露が発生しにくいです。

カンガルースタイルにインナーテントは、使いやすさや耐久性に見合ったコスパの商品を選びましょう。試しに導入してみたい方なら安いものを選ぶのもアリですが、長く使いたい方や頻繁に利用したい方は、多少高価でも品質がいいものなら高コスパといえます。

そのため、予算と使用シーンなどに合わせてコスパのいい商品を選ぶのがおすすめです。

カンガルースタイルに使用するインナーテントは、ソロ用・ファミリー用など使用人数に合ったサイズを選びましょう。使用人数より1人多いサイズなら、大人でも余裕をもって過ごせます。大人を200×60cmをとして、計算したサイズの目安は以下の通りです。

270cm×270cmなら、荷物を置くスペースも確保できます。

インナーテントは、シェルター・親テントに収まるサイズか確認してから購入しましょう。サイズはメーカーで確認できるので、カンガルースタイル専用のインナーテントとサイズを比較するのも参考になります。サイズだけでなく、ポールの位置なども確認しましょう。

インナーテントの素材は、フルメッシュ・ポリエステル・ポリコットンが主流です。フルメッシュは通気性に優れた夏にピッタリの素材で、ポリエステルは安価・軽量でメンテナンスしやすいなどのメリットがあります。

ポリコットンは夏でも涼しいですが、冬も暖かく結露に強いので寒い時期にピッタリの素材です。ポリコットンはポリエステルとコットンを組み合わせた素材で、コットンより軽量で濡れても乾きやすくなっています。

インナーテントを選ぶ際は、使用シーズンを想定して過ごしやすいものを選びましょう。夏に使う場合は、通気性に優れた出入りの多いインナーテントが適しています。出入り口をメッシュにできると、細かな温度調節がしやすいです。

冬に使うなら、出入り口が少なくサイズが小さめのインナーテントが、保温性が高いのでおすすめです。フルクローズ・フルメッシュの両方に対応したインナーテントなら、すべてのシーズンに利用できます。さらに、地面からの冷気対策として、マットやブランケットを敷くのもおすすめです。

カンガルースタイルのインナーテントは、設営が簡単なワンタッチテントやポップアップテントが人気です。ポップアップは置くだけ、ワンタッチは傘を開く要領で、どちらもあっという間に設営可能です。撤収も短時間で行えます。

コールマンは、世界的に人気のアメリカのアウトドア用品メーカーです。リーズナブルな価格で、安定した品質のアウトドア用品を販売しており、コスパの高い定番商品の多いメーカーです。ワンタッチテント・ポップアップテントなど、インナーテントに適したテントも多く販売しています。

形状的に相性のいい大型テント・小型テントを販売しているので、親テントとインナーテントをコールマンで統一するのもおすすめです。

DODは、ユニークなデザイン・名前のアウトドア用品を販売する日本のブランドです。DOD製品は機能は実用的で、デザインはユニークでおしゃれなのが特徴です。テントもカマボコテント・タケノコテント・フカヅメカンガルーテントなど、ユニークな製品が揃っています。

ワンタッチテントも種類が多く、カンガルーテント・ワラビーテントなどカンガルースタイル専用のテントも販売しています。ユニークでおしゃれなテントが欲しいならおすすめです。

高品質なテントを求めている方は、アウトドアやキャンプ用品を専門に展開するsnow peak(スノーピーク)がおすすめです。カンガルースタイルにぴったりのインナーテントも販売しており、シンプルでおしゃれなデザインとバリエーションが特徴です。

家族向けの広いテントから、ソロキャンプ用のコンパクトなものまでさまざまなサイズがあるため、親テント・子テントどちらも選べます。

個性的なテントにこだわる方は、tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)がおすすめです。まるでサーカスのテントのような三角デザインが特徴で、天井にゆとりがあるのでカンガルースタイルのテントにも適しています。

キャンプをもっと楽しむために、以下の記事ではテントのほかタープやバーベキューテーブル、アウトドアチェアなどのギアを詳しく紹介しています。ぜひ参考にして、充実したキャンプライフを送ってください。

カンガルースタイルのインナーテントの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。カンガルースタイルは、キャンプを楽しく快適にできるスタイルとして話題になっています。今回の記事を参考にして、お気に入りのインナーテントを見つけてください。