フロアレスシェルター・テントのおすすめ10選！冬キャンプや登山でも床なし？

キャンプに行くと、子供の頃に遊んだ秘密基地を思い出す方も多いようです。しかし、テントに入ってしまえば自然との境界線が引かれ、タープでは丸見えで雨や風も防げず、ちょうどいい開放感のアイテムがあればいいのにと思いますよね。

今回ご紹介するフロアレスシェルター・テントは、テントとタープの「いいとこ取り」が魅力です。プライバシーを確保しながら靴を履いたまま内外で過ごせ、日差しも雨もブロックして夏も冬も快適に過ごせます。床なしで軽く、ソロキャンプや登山にもぴったりです。

本記事では、フロアレスシェルター・テントの選び方やおすすめ商品をご紹介します。あわせて、購入前に知っておきたいデメリットや雨・暑さへの対策方法も解説。購入をお考えの方はぜひご覧ください。

フロアレスシェルターなら、内側に小型のテントを設営する「カンガルースタイル」を楽しめます。カンガルースタイルは冬場のキャンプにおすすめで、オープンな雰囲気のフロアレスシェルターでも暖かく過ごせるのがメリットです。

リビングと寝室を同時に温められ、タープとテントを連結するよりも暖かい空気を逃しません。また、2ルームテントよりも設営が簡単で、気軽にレイアウト変更できる自由度の高さも魅力です。

フロアレスシェルターは、夏場のキャンプで涼しく眠る方法を探している方にも魅力的なアイテムです。床面がない形状なので、コットを設営しておけばそのままゴロリと横になって寝られます。地面から距離が開き、暑さをより感じにくくなるのがメリットです。

また、フロアレスシェルターは、開放的でもリビングスペースの周囲をぐるりと囲める形状。テントを使わなくとも外部との空間を仕切れる安心感も特徴です。

フロアレスシェルターなら、SNSで見たようなおしゃれなお座敷スタイルも簡単にできます。リビングにしたい部分にお気に入りのラグを敷き詰めればお座敷スペースの出来上がり。空いた空間にコットやエアマットを設置するだけで寝室とお座敷を簡単にセパレートできます。

夏はラグだけでも快適に過ごせますが、それ以外の季節は足元からの冷気をブロックできるグランドシートや銀マットをラグの下に敷きましょう。

広大な自然との一体感を損なわずにプライベート空間を確保できるのも、フロアレスシェルターの魅力です。テントの床面だけを外した形状なので、居住スペースの周りはすべてシートで覆えます。

このため、タープよりも個室感があり、外部からの視線をカットできるのが魅力。着替えや睡眠のように、プライバシーを保ちたい作業も楽に行えます。周りに気を使わずに盛り上がりたいグループキャンプにもおすすめです。

フロアレスシェルターは、強い日差しや雨・風を防げるオールウェザー対応型の便利なアイテム。真夏の強烈な日差しはテントでも防げますが、フロアレスシェルターなら風通しがいいのでより涼しく過ごせます。

また、メッシュがあれば虫の侵入を気にしなくていいのもメリット。さらに、周囲のシートを下ろせば雨や風がブロックできて、さまざまな天気に対応できます。フロアレスシェルターがあれば1年中快適なキャンプが楽しめます。

フロアレスシェルターは構造が非常にシンプルなものが多く、簡単に設営や撤収ができます。床面がないだけでなく、インナーを設置する手間もありません。大きな傘のような感覚で使えるので、初心者にもおすすめです。

フロアレスシェルターはパーツ数が少なく、軽量性にも優れています。超軽量素材であるシルナイロンやキューベンファイバーを使用したアイテムもあり、わずか250gしかないソロ用シェルターも販売されています。

さらに、ストック1本を頼りに設営するモノポールタイプなら200gを切る商品もあり、1分足らずで設営できるなどメリットがたくさん。最小限の装備でより遠くまで行くUL登山者にも人気です。

シートで周りを囲むフロアレスシェルターは、開放度ではタープには勝てません。しかし、フロアレスシェルターも、フルオープンにしてしまえば開放感はアップします。適度な開放感とプライバシーを両立したい方には、フロアレスシェルターがぴったりです。

フロアレスシェルターはシートを搭載しているため、フルオープンにしても風が通過しない部分ができます。また、ライトに寄ってくる虫をよけるためのメッシュにより通風がやや遮られ、夏場は少し暑いのがデメリットです。

フロアレスシェルター最大のデメリットは、雨が多い日の水たまりです。大雨に遭えばシェルター内部の地面にも水が侵入します。地面がくぼんでいないか、傾斜がないかなどをしっかり確認して、設営する場所を選びましょう。

フロアレスシェルターにはさまざまなタイプがあり、使い勝手や見た目が大きく異なります。パップテントはミリタリー調のおしゃれさが魅力で、間口が広く開放的に使えます。ワンタッチタイプは数秒で自立するので、初心者やファミリーにおすすめです。

とんがり屋根のワンポールテントは、コンパクトに収納できてソロキャンプに最適。A型テントは風の通りがよく個性的なフォルムが魅力です。荷物の量や好みに合わせて選びましょう。

フロアレスシェルターには、ソロ用からグループキャンプに適した大型のものまで幅広いサイズがあります。一般的には人数で選びますが、カンガルースタイルにしたい方は使用するテントサイズも考慮する必要があります。

フロアレスシェルター・テントには化学繊維や天然繊維など、さまざまな素材が使用されています。ポリエステルやナイロン素材の商品はリーズナブルで軽量なのが魅力ですが、火に弱いのがデメリットです。

TCやコットンは結露しにくく難燃性が高い素材。焚き火を楽しみたい方におすすめですが、重量感があるので大型になると運搬方法を選ぶ必要があります。また、耐水性や防水加工・紫外線カットなど、機能性にも注目しましょう。

夏の暑さを軽減したい方には、メッシュ付きのフロアレスシェルターがおすすめです。風の通過を妨げず熱気がこもりにくいのがメリット。また、風の通過を妨げないので匂いや煙も排出しやすく、シェルター内でのバーベキューも楽しめます。

冬のキャンプでは足元から吹き込む冷風に悩まされる方も多いです。接地面からの吹き込みをブロックするなら、スカート付きのアイテムを選びましょう。床面がないフロアレスシェルターだからこそ、寒さ対策は不可欠ですね。

フロアレスシェルター・テントのデメリットでも触れた通り、設営時の雨への対策は大切なポイント。床面がないので雨の侵入を防げる設置場所選びから始めましょう。一般的には、土よりも芝生や砂利の上の方が水はけがいいですね。

また、斜面があるキャンプ場ならできるだけ高い場所を選ぶのも大切。また、防水性と耐水圧が高いグランドシートを敷く方法もあります。フロアサイズよりも狭く敷けば、降った雨は地面に染み込んでテント内は快適ですよ。

夏場は暑さで寝付けず、さらに眠ってしまうと水分補給もできません。フロアレスシェルターは風通しがいいとはいえ、夏キャンプではやはり暑い思いをします。そこでおすすめなのが「コット」や「ハンモック」です。

コットやハンモックは通気性がよく、地面の熱が身体に伝わりにくいのがメリット。広げるだけですぐ寝られる便利なアイテムです。また、充電式の扇風機や冷たいドリンク、保冷剤なども準備しておくといいですね。

フロアレスシェルター・テントは、地面に直接触れて童心に帰れるおすすめのキャンプギア。使い方やプラスワンアイテムを工夫するだけで、夏も冬も快適に過ごせます。ご自身にぴったりな商品を選んで、キャンプを楽しんでください。