【2023】焚き火に強いタープおすすめ15選｜ポリエステルはNG！火との距離は？

キャンプで夜にタープ越しの星空を眺めながらリッチな気分でリラックスしたい方も多いのではないでしょうか。タープの下で焚き火ができたら、キャンプの開放感を満喫できますよね。

焚き火に強いタープを使用すれば、その願いが叶えられます。焚き火と一緒に使えるタープの需要は高く、さまざまなメーカーが焚き火に強いタープを販売しています。

今回は、焚き火と一緒に使える焚き火用タープを選ぶ際のチェックポイントを解説し、世の中で実際に売れている焚き火用タープのランキングを紹介します。あわせて、焚き火をする際の配置や注意点、おすすめアイテムも紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。

キャンプで焚き火をする際に、通常のタープを使用するのは絶対に止めましょう！

一般的なタープはポリエステルなど、化学繊維を作られているものが多いですが、これらのタープはビニール製になるため、火に弱いです。ちょっとした火の粉が付着しただけで穴が空いてしまいます。

せっかく買ったタープに穴が開いてしまったらガッカリしますよね。そのため、キャンプで焚き火を楽しみたい場合は焚き火用のタープを用意しましょう。

以下では、焚き火用タープの選び方や特徴を紹介していきますので、一緒にお気に入りの焚き火用タープを見つけましょう！

焚き火と一緒に使用できるタープの素材は

• コットン
• ポリコットン（TC）

の2種類です。

他にはバリューコットン（VC）もありますが、焚き火用のタープとして多く流通しているのがコットンとポリコットン（TC）です。

コットンは火に強い性質の綿100％で作られたもので、ポリコットン（TC）は難燃性の高い綿とポリエステルの混紡素材で、コットンタープよりも薄手で軽量な仕様となっています。それぞれのメリット・デメリットを表にまとめてみました。

焚き火用のタープは焚き火に強い難燃性の高いタープを指しており、完全に燃えないわけではありません。

そのため、焚き火用タープを購入したからといって安易に火に近づけて使用するのはヤメましょう。せっかく焚き火用のタープを購入したのに穴が開く以上の破損が起こる恐れがあります。

ただ、焚き火やバーベキューなどで出る火の粉では、まず穴は開きません。きちんと使用法を理解して扱いましょう。

焚き火と一緒に使えるタープの形状は主にこの4種類に分かれているので、シチュエーションによって使い分ける必要があります。

それぞれの特徴を表にまとめたので、参考にしてください。

あくまで使用人数は参考なので、お気に入りの形状で選ぶのもGoodです！

焚き火用タープで使われるコットン・ポリコットン（TC）素材は重量のあるものが多いです。中には5kgを越すものもあり、持ち運ぶ際に大変な思いをする場合も。

特にコットン素材は難燃性が高い分、最も重量が重いです。そのため、重量のある焚き火用タープを使用する際は必ずキャンプサイトまでの移動手段を事前にチェックしましょう。

ただ、ポリコットン（TC）素材のタープは比較的軽量なものも多いので、特にソロ・ツーリングキャンプの際に焚き火用タープを購入する際はポリコットン（TC）素材を選びましょう。

コールマンは、1900年頃にアメリカで創業されたキャンプ用品を扱う会社です。約120年の歴史を誇るこのブランドは、レトロな雰囲気に加え、初心者も安心できる機能的でお手頃な価格が魅力です。

アイテムが豊富な上に、デザインのバリエーションも広いので、その中からお気に入りを見つけるのは、とてもわくわくします。また、耐久性に優れる品が多いのも嬉しい点です。

スノーピークは初心者からベテランまで多くの人に支持される日本のアウトドア用品メーカーです。業界トップレベルの品質を誇り、圧倒的な品質における信頼感で世界中のアウトドアマンから認められています。アウトドア業界に数々の名作を送り出しています。

スノーピークは難燃性に優れたタープを作るために、二重構造を採用。機能性はそのままに、内側にもう1枚幕を張ることで、火の粉が飛んでも安心の設計になっています。また、二重構造により遮光性も高く、夏の陽射しもシャットアウトしてくれます。

DODは、大阪に本社を置く「ビーズ株式会社」が手掛ける日本のアウトドアメーカーです。DOD商品は、遊び心が盛り込まれたトリッキーなものが多くあります。国産で高品質であるのにもかかわらず、お求めやすい価格帯のアイテムが多いのも特徴です。

DODのタープはカラーやデザインが豊富で、オリジナル性の高さが特徴です。また、ポリコットン（TC）素材とポリエステル素材の2種類で販売されているものが多く、用途に合わせて選べるのも嬉しいですね。

タトンカはドイツ生まれのメーカーで、自然の中で過ごすのを楽しむ人々のため、徹底した製品哲学をもとに高性能な製品開発を行っています。タトンカの「TARP TC」シリーズは、すでにキャンパーの中でも焚き火に強いタープとして有名です。

また、タトンカのタープは2021年にリニューアルされ、従来のタープより引き裂き強度50％、抗張力25％アップしています。これにより、さらに強度の高いタープを実現しています。

キャンプで焚き火をする際の配置は以下の2点を意識するのがおすすめです。

焚き火用タープの下で焚き火をする際は、

• 天井を1m以上の余裕を持つ
• 必ず風下に配置

の2点を意識して配置しましょう。

コットン・ポリコットン（TC）素材のタープが火に強いと言っても、全く燃えないわけではありません。思わぬトラブルが起きないように、配置場所はには注意が必要です。

ちなみに、ポリエステルやナイロン素材のタープで焚き火をする場合は3〜4m以上離して使用するのがおすすめです。

難燃性素材が使用されたタープは化繊素材（ポリエステル・ナイロン）に比べて耐水圧が低く、保水しやすいものが多いです。そのため、使用中に雨が降った際は必ず使用後に乾燥しましょう。放置するとカビが発生する危険性があります。

雨の日にも焚き火を楽しみたい場合はコットンよりもポリコットン（TC）素材のタープを選ぶようにしましょう。

ポリコットン（TC）素材はポリエステルとコットンの混紡素材なので、撥水性があるものが多く、コットン素材ほどカビが生える恐れが少ないです。ただ、完全に撥水するわけではないので、雨の日に使用した後は必ず乾燥させましょう。

さらに安心して焚き火がしたい方や、ポリエステルやナイロン素材のタープの下でどうしても焚き火がしたい方は「難燃シート」を利用しましょう。難燃シートは火の粉からタープを保護するシートで、このシートを使えばさらに安心して焚き火ができます。

さまざまなタープに対応しているシートが多く、設置も簡単なので使いやすいのですが、難燃シートも直接火にあたると燃えてしまう可能性があるため、使用する際は1m以上の余裕をもって設営しましょう。

また、ポリエステル・ナイロン素材と使用する際は、難燃シートで完全に火の粉が守れるわけではないことも理解しておきましょう。風の影響で火の粉が直接付く可能性もあるので、安心して焚き火を楽しむなら、焚き火用タープを用意しましょう。

タープの下でゆったり焚き火ができたら、もっとキャンプが充実しますね。今回ご紹介した難燃性タープは火の粉で燃えにくく、雨の日にも焚き火を囲めるアイテムです。本記事を参考にして焚き火キャンプを楽しんでください。