サンゾクマウンテンの焚き火台がおすすめ｜黒皮鉄が魅力！お手入れ・錆止め方法も解説

キャンプ好きの中で人気急上昇中のサンゾクマウンテン。クールなランタンハンガーのショックシリーズなど、さまざまなアイテムを展開する中で注目されているのが黒皮鉄の焚き火台です。売り切れ続出の人気アイテムですが、その魅力や特徴がわからない方も多いはず。

サンゾクマウンテンは「心地いいキャンプ」と「自然を大切にする」をコンセプトに、キャンプ用品を自社制作で展開しています。デザイン性だけでなく、二役も三役もこなす汎用性の高いキャンプグッズが多いため、経験豊富なキャンパーからのレビューも好評なブランドです。

今回は、他ブランドの流れと相反するこだわりを大事にしたサンゾクマウンテンの焚き火台の特徴や手入れ方法、デメリットも含めて詳しくご紹介します。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

サンゾクマウンテンの焚き火台には、耐熱性・耐久性に優れた黒皮鉄という素材が使用されています。表面は少し青みがかっており、同じものを作っても色の濃淡やムラが出るため、一つ一つの個性が感じられます。

持ってみると重厚感のある見た目と同様に鉄製ならではのずっしりとした重さ。最近はキャンプのハードルが下がり軽量化されたアイテムが増えている中、全く逆の方向を進んでいますが、その安定感やワイルドさに注目が集まっています。

サンゾクマウンテンのアイテムはすべて自社制作・オールハンドメイドです。焚き火台の場合ご紹介した黒皮鉄を使用していることもありますが、全く同じ商品が出来上がることはありません。色味の違いやハンドメイドならではの小さなキズが自分だけの特別なキャンプグッズにしてくれます。

また経年変化によって少しずつ表情が変わっていくのも魅力的です。その人の使い方や使った年月によって色の濃さなどに変化が出て、より一層愛着がわくアイテムに進化していきます。

焚き火台を支える3本の脚は10mmと17mmの2種類がついてくるため、高さを調整することが可能です。取り付けに工具は必要なく、簡単に取り換えられます。たとえば芝生の上で行う場合、低いと芝が燃えてしまい火災につながる危険性があります。その場合は高いほうを使うなど、状況によって変えられるので非常に便利です。

火災の危険性回避・自然の保護の理由から、キャンプ場によって地面で焚き火を行うのが禁止になっていることも多いので、焚き火台もキャンプの必須アイテムです。

サンゾクマウンテンの焚き火台の中でmouncos（マウンコス）という一番小さいサイズの焚き火台だけチェーンがついており、地面に置くだけでなく吊るして使用することができます。ランタンハンガーに吊るせば、より広範囲を明るく照らすことが可能です。

ご紹介したマウンコスは本体のみと本体+芝ガードフライパンがセットになったmouncosセットの2種類が販売されています。フライパンを焚き火台の脚の下にひくと芝生への熱を遮断し、安全に焚火ができるだけでなく、焚き火台の上にのせれば普通のフライパンとして使用できます。付属品には取っ手も含まれます。

さらに逆向きにすれば焚き火台のフタにもなるため、1台で3役をこなす便利グッズです。ちなみにフライパンとして使用する場合は、使用前にシーズニング処理が必要です。

一番小さいマウンコスの寸法は約Φ200 × H310mmで31mmには脚の高さ10mmも含まれます。脚は10mmの1種類のみで、その代わりにチェーンがついてきます。吊るすだけでなく、小さめの火であればチェーンをもって持ち運びも可能です。

Mサイズのマウンコムはグループキャンプ向けで、寸法は10mmの脚を使った場合 約Φ350 × H260mmになります。17mmの脚も付いてくるため高さ調整が可能です。本体のみで5.5kgとずっしりとした重みがあります。

Lサイズのマウンコルはファミリーキャンプ向け。寸法は10mmの脚を使った場合約Φ450 × H260mmとなり、高さはMサイズのマウンコムと変わりません。ただ直径が4cmになると一般的な長さの薪であればサイズを気にせず使用できます。

サンゾクマウンテンの焚き火台は、火を見て焚火を楽しんでほしいという想いから、どの製品も隙間が空いたデザインになっています。ボーダー柄のように横に隙間の空いたシンプルなデザインはS・M・Lすべてのサイズで用意されています。

その他にニューメキシコの伝統工芸をモチーフにしたORTEGA(オルテガ）や、和の要素を取り入れたwagara(和柄)など全部で9種類。wagaraという名前がついていてもサイズが違えばデザインも異なります。

サンゾクマウンテンの焚き火台はどのデザインにも下までたくさんの隙間が空いており、空気がとりこみやすくなっています。そのおかげで燃焼効率が良くなるのですが、その分薪の消費が早く灰も多くなります。隙間から取り込んだ風で次は灰が舞ってしまうので、ウィンドスクリーンなどで風対策するのがおすすめです。

Sサイズのマウンコスにはフライパンセットもあるので焚火を終わらせるときに蓋をして鎮火させることもできるのですが、MサイズのマウンコムとLサイズのマウンコルにはありません。火消し壺を用意するなど後処理のことも考えて準備が必要です。

武骨でかっこいいデザインゆえにサンゾクマウンテンの焚き火台はどれも重く、Lサイズのマウンコルだと7kgにもなります。同じくらいのサイズだと3～4kgのものも多くあるので、比べると非常に重いことがわかります。

使っている時はずっしりとした安定感が感じられていいですが、車への積み下ろしはかなりの力仕事です。またコンパクトにたたむこともできずそのままカバーに入れて持ち歩きになるので、ある程度車のスペースも必要です。

サンゾクマウンテンの焚き火台に使われている黒皮鉄は比較的錆びにくいと言われていますが、使っていれば徐々に錆びていきます。そのまま使って経年変化を楽しむのも一つですが、できるだけきれいに使いたい場合は使用前に防錆スプレーでコーティングしておくのがおすすめです。

また市販のワックスや油でふくと錆び予防になります。水を使ってふいてそのままにすると錆の原因になってしまうので注意が必要です。脚をつける部分が錆びてしまうと組み立てがしにくくなるので、そこは特にメンテナンスが必要です。

公式オンラインストアでは焚き火台だけでなくトングやスウェットなどすべてのジャンルの商品を購入できますが、見てみると在庫切ればかり！タイミングにもよりますが、確認した時焚き火台は全種類在庫切れとなっていました。人気の高さがうかがえます。

公式オンラインショップ以外にも実店舗で取り扱っているお店は有りますが、大型店というよりはガレージブランドを多く取り扱うコアなお店がほとんどです。例を挙げると、Nicetime Mountain Galleryやdevise worksなどです。どちらもサンゾクマウンテンだけでなく、さまざまなブランドのこだわりのキャンプグッズを取り扱っています。

そのほかにオンラインショップでサンゾクマウンテンの商品を販売しているところがありましたが、やはり在庫切れが多いため、入荷をじっくり待つしかなさそうです。

不定期ですがサンゾクマウンテンは他のブランドとのコラボ商品を出すこともあります。以前は有名漫画家とコラボして新商品をオンラインショップで販売していました。そういったレアな機会を逃さずチェックしていれば、サンゾクマウンテンのアイテムを待たずにゲットできるかもしれません。

オンラインストアで在庫切れ多数という状況のため、少し高くても購入したいという人は多くいます。それに付け込んで大幅に価格を上げて販売している可能性もあるので、購入する前に公式の価格を確認しておきましょう。納得のできる価格と品質でゲットするのが大事です。

サンゾクマウンテン人気の焚き火台・mouncol（マウンコル）には、ぴったりサイズで持ち運びに適した専用ケースがラインナップされています。アウトドアに特化した家具などを販売するBALLISTICS（バリスティクス）と渋谷のセレクトショップNicetimeが共同開発しています。

本体には耐久性の高いコーデュラナイロンを採用し、内側には焚き火台を傷めないようウレタンが施されています。すでにヒット商品となっているので、併せてチェックしてみてください。

サンゾクマウンテンでは、焚き火台だけでなくかっこいいキャンプギアが多数ラインナップされています。どれも機能性やデザイン性に優れているので、併せてチェックしてみましょう。ここでは、おすすめのギアをご紹介します。

サンゾクマウンテンのフラグシップとなっているアイテムが、かっこいいランタンハンガー「shock（ショック）シリーズ」です。鋭利でクールな見た目だけでなく、用途に合わせたさまざまな形状があるのが特徴です。

ポールの長さとフックの形を組み合わせれば、ランタンだけでなく、ヤカンをセットしたり小物台を設置したりと汎用性の高い人気ギアになっています。

焚き火台をセットしたら、調理台周りも使いやすいレイアウトで充実させたいですよね。そんなときに使えるアイテムとして便利なのが、サンゾクマウンテンの万能テーブル「derutas（デルタス）」です。

三角形なので場所を取らず、サイドテーブルとして鍋やフライパン、食器などを設置するのに使いやすい形状になっています。また、互い違いにおける高さのテーブルが3つセットになっており、バーベキューグリルとしても使用が可能なのも特徴です。

便利かつおしゃれなサンゾクマウンテンの焚き火台を使っていたら、ワンランク上のキャンパーに見られるはず！入手困難なアイテムも多いですが、チャンスを逃さずゲットしてキャンプをもっと楽しみましょう。