ウイングタープの張り方を解説｜おしゃれな小川張りなどのアレンジも

アウトドアが楽しいシーズンになると、家族や友人と一緒にキャンプに出かける人が多いです。団体でキャンプに来ている人たちが大半ですが、なかには1人で楽しむソロキャンプに来ている人もいます。最近は、ソロキャンプを趣味にしている人も増えています。

ソロキャンプでもタープを利用する人は多いですが、持ち運びや設営は1人で行うため少々大変です。ソロキャンプとなると1人でも持ち運びや設営が容易なタープがおすすめです。そんな悩みを解決してくれるのがウイングタープです。

今回は、ウイングタープの基本の張り方を解説します。その他にも、ソロキャンプをおしゃれにする小川張りなどのアレンジも紹介します。本記事を読んで、ウイングタープの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

キャンプに出かける際は、さまざまなキャンプ用品を持ち運ぶ機会が多く、移動だけでも大変です。特にソロキャンプの場合は1人で出かけるため、荷物もすべて自分だけで運ぶ必要があります。

ウイングタープはソロキャンプに利用されるのを考慮して軽量に作られていて、キャンプや登山に1人で出かける場合も、持ち運ぶ荷物を軽くできます。1人で荷物を持ち運ぶソロキャンパーにとって、荷物が軽量なのは嬉しいです。

キャンプ場には自分以外にも大勢の人たちがキャンプを楽しみに来ています。そのため、自分のテントが開放的に設営されていると、周囲からも見えやすくなります。視線が気になる人は、プライベートな空間が必要です。

ウイングタープは、状況や好みに合わせてさまざまな張り方が可能であり、プライベートな空間を作れます。誰にも見られずにゆっくりと過ごせるため、より快適なキャンプを楽しめます。周囲を気にせず過ごしたい人におすすめです。

タープを設営する場合、使用するタイプによっては1人での設営が困難です。ソロキャンプは設営も1人で行う必要があるため、使用するタープも1人で設営可能な物が必須です。設営方法が簡単だとさらに使いやすくなります。

ウイングタープは、ひし形の生地と2本のポールがあれば設営できます。設営方法も簡単であり、1人でキャンプに来ている人にも容易に設営可能です。簡単かつスムーズに設営できるため、手間も掛からず時間の短縮ができます。

さまざまな魅力や特徴のあるウイングタープですが、同時にデメリットも存在します。ウイングタープはひし形の生地1枚と2本のポールだけで設営可能なぶん、完成した時の大きさもコンパクトな仕上がりです。

しかし、その形状とコンパクトな大きさにより、確保できるスペースが小さいです。また、大きさが小さいため出入りの際も少々苦労します。ソロキャンプ向けに作られているため、他のタープと比較してコンパクトサイズなのは、同時にデメリットにもなります。

まず最初に、タープを設営する場所のサイト区画や広さを把握しておく必要があります。場所によってはタープの設営が困難な場合もあり、事前の確認は非常に重要です。設営場所の確認を終えたら、その場所に使用するタープを広げていきます。

タープを設営する場所は、余裕を持ったスペースでの設営も大事ですが、その他にもポールがしっかり立てられる場所なのかも重要です。設営の場所は、障害のない平らな地面を確保するのがおすすめです。

設営場所を確保してタープを広げたら、次は2本のポールを立てて設営していきます。ポールはタープに付属されていない場合があり、その際は別で購入する必要があります。それ以外にも、数本のペグとロープも設営時に使用します。

準備ができたらポールの先を目印にして、左右90℃の位置にペグを打ち込みロープを固定します。こ時に、自在金具でロープを緩めておけば、簡単にポールを立たせられます。2本のポールが問題なく立てば大丈夫です。

2本のポールを立てられたら、あとはタープのサイド2箇所をロープとペグを使ってしっかり固定したら完成です。この時のタープの角度や張り具合は、キャンプ場での雨や風対策の際に重要なため、十分に考慮しておくのがおすすめです。

調整のほうはポールの高さや角度を変えたり、自由金具でロープの張り具合を変えていけば上手くいきます。張り具合の調整により、プライベートな空間を確保するのも可能です。丁度いい張り具合を確認して設営しましょう。

テントを設営する際に、テント本体とタープを連結して前室を作っている人もいます。前室の確保により、焚き火やバーベキュー、休憩スペースなど多くの目的で利用できます。そのため、テントとタープをセットで使う人も多いです。

ウイングタープは、他のタープと比較して後方の羽が短いです。そのため、テントと直接連結しての前室を確保できます。ウイングタープ単体だけでなく、テントと連結して使えば、より快適なキャンプを楽しめます。

小川張りとは、テントとタープを連結する際にできる隙間をなくし、通常よりも精度の高い連結が可能な張り方です。小川張りで連結した場合、隙間からの雨の侵入を防いだり、タープの出入り口を広く使えるなどのメリットがあります。

ウイングタープでも小川張りは可能なため、設営できる場所であれば利用してみてください。デメリットとしては、サイト区画によっては小川張りができない箇所もあります。また、少々風に弱いため、風の影響を受けにくい場所がおすすめです。

ウイングタープ・レクタタープ・ヘキサタープ、それぞれの違いや特徴を見ていきます。

【ウイングタープ】

2本のポールで設営するひし形のオープンスタイルのタープ

特徴

• 2本のポールで設営可能
• 軽量でコンパクトに収納できるものが多い
• 開放感がありながらプライベート空間も取れる
• 日陰部分やひさし部分の面積が狭い
  
  

ウイングタープがおすすめの方

• ソロキャンパー
• コンパクトなものを好む方
• プライベートを確保したい方

【レクタタープ 】

一枚の生地で構成された長方形のオープンスタイルのタープでポールやロープを使って設営

特徴

• ひさし部分の面積が広い
• 開放感があり居住スペースを広くとれる
• アレンジが効く
• 重量が重め
• 設営の手間がかかる

レクタタープがおすすめの方

大人数でのキャンプ
しっかり日差しを遮りたい方

【ヘキサタープ 】

ヘキサゴンのように上から見ると六角形で2本のポールを使って設営

特徴

• 2本のポールで設営可能
• 開放感がある
• アレンジが効く
• ひさし部分の面積が狭い
• スタイリッシュな見た目

ヘキサタープがおすすめの方

• 少人数でのキャンプ
• 気軽に使用したい方
• 居住空間を適度に確保したい方
  
  

タープの中で新しいスタイルとして注目されているのがムササビウイングです。ムササビウイングとはアウトドアブランであるテンマクデザインが開発したタープで、ネーミングの通りムササビの翼膜のような形状をしています。

TC素材で作られたタープは夏でも涼しく過ごせ、耐火性に優れているため焚き火の近くでも設営可能です。

さらにムササビウイングについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

ウイングタープは大きさがコンパクトであり、ソロキャンプ好きな日とにおすすめです。見た目のデザインもおしゃれで使いやすいため、より楽しいキャンプを満喫できます。コンパクトなウイングタープを持って楽しいキャンプに出かけましょう！