DDタープの張り方おすすめ11種｜小川張り・Cフライなど【3x3と4x4の比較も】

キャンプ好きな人は、時間さえあればどのシーズンでもキャンプに出かける人が多いです。なかには、夏の暑いシーズンや冬の寒いシーズンなど、各シーズンに合わせたキャンプ用品を揃えている人もいます。

最近では、キャンプ用品としてタープを使用している人も多いです。タイプによって見た目や機能性も異なり、シーズンなどに合わせて買い揃えるのは大変です。そんななかで、張り方によって機能性がかわるDDタープが人気を集めています。

そこで今回はDDタープの特徴や、小川張り・Cフライ張りなど、状況に合わせた張り方11種類を詳しくご紹介します。3×3・4×4の使い分けや風に強い張り方も必見です。本記事を読んで、DDタープの魅力や便利な機能を知り、購入時の参考にしてください。

DDタープにはループと呼ばれるパーツが存在しており、全部で19個もあります。このループの存在により、種類豊富な張り方が可能なのがDDタープの特徴です。自分好みや、その時の状況に合わせて張り方を変えれるのは便利です。

キャンプ好きな人にとって、さまざまなアレンジが可能なのは非常に魅力があります。張り方によってメリットとデメリットが存在しますが、その日の天候やプライベート確保など、多くの場面に対応できるのは嬉しいです。

タープを使用する際に重要なのが、キャンプ場への持ち運びや機能性です。重量が重いタープだと、持ち運びだけでも苦労します。また、せっかく使用しても耐水性などが低いと雨が降った際に水が浸透してしまいます。

DDタープは、重量が軽いうえに耐水性も高い優れものです。そのため、女性でも気軽に持ち運び可能で便利で、突然の雨が降っても耐水性が高いためしっかり防ぐため、さまざまな面で使いやすいのも魅力です。

タープを購入する際に、見た目のデザインやカラーにもこだわる人は多いです。DDタープは、そんなおしゃれ好きな人でも安心できるぐらいカラーの種類も豊富です。そのため、自分好みのカラーが見つかりやすくて便利です。

また、カラーだけでなくサイズの種類も多く揃っています。使用人数によっては、大きめのタープが必要になります。DDタープは、ソロキャンプからファミリー向けまで、使用人数に合わせたサイズが揃っているのも魅力です。

タープの形には正方形と長方形があり、正方形のサイズは以下のサイズがあります。

• 2m×2m
• 3m×3m
• 3.5m×3.5m
• 4m×4m
• 5m×5m

ステルス張りは、戦闘機にあるステルス機のような形状により名付けられた張り方です。風への抵抗を少なくするのを目的とした張り方であり、強風や雨などの悪天候に対しての耐性に優れています。

また、通常のテントよりも気温の変化や各シーズンごとに適応できるのも特徴です。見た目のデザインもおしゃれであり、外部からも見えないようプライバシー確保も完璧です。DDタープの張り方のなかでも人気があります。

デメリットとしては設営がワンポールテントと同じ方法であり、内部中央にポールが設置された状態になります。そのため、ポールが邪魔でスペース的に少々不満が出てくる場合もあります。しかし、設営方法が簡単であり、初心者でも安心して設営できるのは強みです。

ダイヤモンド張りは、11種類あるDDタープの張り方のなかでも、鉄版と言われている張り方です。ポール1本とペグ6本、張り網2本で設営可能であり、初心者でも比較的簡単に設営しやすいのが特徴です。

また、ほかの張り方と比較するとダイヤモンド張りの出入り口は開放的な形状です。そのため、すぐ側で焚き火を行う際には最も便利な張り方です。寝床に入りながら焚き火を見て癒されたい人には嬉しいです。

しかし、出入り口が広いのが逆にデメリットになる場合もあります。内部の様子が外からも見えるため、プライバシーの確保は難しいです。また、夏場は虫が侵入したり、寒いシーズンは冷たい風が入ってきます。逆に夏の夜などは開放的で涼しいため、シーズンで使い分けるのがベストです。

ビークフライは開放的に使えるオープンスタイルとプライバシーを確保できるフルクローズの両方に対応できるのが特徴です。状況に合わせて2つのスタイルを使い分けられます。寝床の側で焚き火を行えるのも魅力です。

デメリットとしては、ほかの張り方と比較すると細かい調節が必要であり、少々必要です。そのため、初心者は手間が掛かる恐れもあります。また、サイズによってはクローズ時の内部が狭い場合もあり、荷物が多いときは狭くなります。

パスファインダーは、フルクローズと呼ばれる完全に締め切った状態の張り方です。そのため、プライバシーの確保や気温の変化に最も強い形状と言われています。気候の影響を受けにくいため、気温の差が激しい環境にも対応できます。

デメリットとしては、他の張り方と比較してコンパクトな形状であり、内部スペースが狭い点です。しかし、フルクローズでありながらも、出入り口の開閉が可能なため、すぐ側で焚き火が行えるのは魅力です。

アディロンダックは、開口部が広くて内部の高さがあるのが特徴です。そのため、背の高い人でも頭が当たる心配はありません。また、設営場所によってはポールを必要とせず、リッジラインを張るだけで設営可能です。

デメリットとしては、開口部が広いため風が頻繁に入ってきてしまう点です。そのため、強い風が入ってくると最悪な場合は崩壊する恐れがあります。そのほかにも、雨も開口部から入りやすいため、悪天候の日には事前の対策が必要です。

Aフレームはポール2本で張ります。11種類ある張り方のなかでも万能スタイルと言われており、内部が広く後方のプライバシー確保が可能です。非常に広く無駄のないスペースにより、Aフレームを好んで設営する人も多いです。

また、シーズンに合わせてフルクローズの設定も可能であり、冷たい風や雨も防げます。暑いシーズンは暑さ対策とプライバシー確保のため、内部に風を通しながらクローズするスタイルも存在します。各シーズンに対応できるのは強みです。

マンタフライはフルクローズも可能であり、オープンの状態には広いスペースを確保できるのが特徴です。見た目のデザインがマンタに似ているためマンタフライと名付けられています。広いスペースにより、大人数での使用に向いています。

ほかの張り方だと、フルクローズではスペースが狭い傾向にあります。しかし、マンタフライは4×4での張り方をベースに考慮されており、フルクローズの状態でも広いスペースを確保できます。実用的でおすすめの張り方です。

ピラミッド張りは、その名の通りピラミッドの形状をした張り方です。ほかの張り方と比較して簡単な張り方であり、ポール1本とペグ6本で設営可能です。風の影響を受けにくいため、冬の寒いシーズンに強いのが特徴です。

また、タープ内も広いため快適なスペースを確保できます。デメリットとしては、オープンでの使用時にポールとタープが滑りやすい点です。そのほかにも、ポールの先端部分がタープに負担を掛けるため破損に気を付ける必要があります。

Cフライ張りは、ポールを使った張り方だけでなく、林間であればリッジラインを使っての張り方もできます。タープ本体の大きさを生かした張り方により雨風を防ぎ、快適に過ごせるスペースを確保できます。

林間であればポールを使わずに設営可能なため、軽量でキャンプに出かけられます。デメリットとしては、オープンな張り方であるため、プライバシーの確保や雨風対策には不向きな点です。そのため、悪天候な日にCフライで設営すると苦労します。

パップテント張りは、前方部分を跳ね上げると広いスペースと屋根を確保できる張り方です。多少の悪天候でもオープン状態で過ごせるため快適です。コットもしっかりと納まり、ソロキャンプにも使えます。

オープン状態だけでなく、フルクローズ時の機能も高く、外からの冷たい風も防ぐほどの高い気密性があります。デメリットとしては、張り方が難しく少々時間が掛かる点です。そのため、慣れないうちは設営だけで手間が掛かります。

小川張りはテントと連結してに使用により、便利な機能を発揮する張り方です。テントの入口部分に屋根を設置でき、広いスペースを確保できます。そのため、突然の雨にも対応でき、荷物置きのスペースにも使えます。

テントの入口に設営するため、テントがオープン状態であっても雨が入ったり崩壊する心配もありません。また、広いスペースを使っての焚き火が行えるのも魅力です。さまざまな機能性があり、ソロキャンプからファミリー向けまでおすすめです。

タープポールを使わずにタープを張りたいなら、立っている木を利用しましょう。木は太すぎると入るときに邪魔になり、細すぎると安定感が心配になるので、ちょうどいい太さの木を見つけてください。実はタープポールを使わずに木を使用するほうが、荷物も少なくなるので楽な場合もあります。

DDタープはハンモックと使用するのもおすすめです。ハンモックと一緒にDDタープを張れば、雨よけ・日差し除けになります。タープのサイズは、雨の日を考慮して3.5mまたは4mのものが、余裕があり便利です。

DDタープの張り方はさまざまであり、使う人によって好みの張り方も異なります。自分に1番合った張り方を探し出して利用するのをおすすめします。自分好みのDDタープの張り方を見つけて楽しいキャンプに出かけましょう！