最高に寝心地のいい寝袋おすすめ10選｜家での普段使いにも【ふかふか・痛くない】

シュラフ(寝袋)は、登山やキャンプなどのアウトドアには必須のアイテムです。安心・安全で快適なアウトドアを楽しむためには、自分に適したシュラフの使用が必須です。アウトドアで宿泊する際、ゴツゴツした岩の上で体を痛めた経験はありませんか？狭くて寝返りもうてず、ふかふかのお布団が恋しくなりますよね。

実は、シュラフは自分に合ったものを正しく選べば、外でも快適に過ごすことができます。温度調整可能なものや、アイテムの併用などで、アウトドアでの悩みは解決できます。また中にはアウトドアシーンだけでなく、普段使いできる家用シュラフも多くあります。家で寝袋！？　と驚かれるかもしれませんが、急な来客時の自分用などに用意しておくと便利です。

そこで今回は寝心地のいい寝袋の選び方とおすすめ商品をご紹介します。アウトドアだけでなく、家で布団代わりにも使える寝心地のいい寝袋も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

シュラフと寝袋の違いは何か気になりますよね。寝袋はシュラフとも呼ばれていますが、同じものなのに呼び方だけが違うのでしょうか。寝袋はドイツ語でシュラフザックと言います。そのシュラフザックを略してシュラフと呼ばれるようになったのです。つまり、寝袋とシュラフは同じです。

快適な寝心地のシュラフとしては、封筒型が適しています。

封筒型はゆとりがある形のため、体を動かしやすく、寝返りが打ちやすいです。また、密着した構造ではないため、機密性が低く、夏のアウトドアにも適しています。

暑い時に足だけ出すこともでき、家の布団のような使い心地なので、家で布団の代わりとしても使用できます。

シュラフには、各メーカーが「快適温度」と「限界温度」を記載しています。

• 「快適温度」＝この温度域レベルの使用であれば快適に眠ることができる
• 「限界温度」＝この温度での使用は推奨しないが工夫次第で使用可能

夏用は5~10℃、冬用は-5℃以下、3シーズン用なら-5~5℃を基準に選ぶと、問題なく使えます。しかし、保温力の評価はメーカーによって異なるため、記載されている使用温度はあくまでも目安として検討しましょう。

どちらも重要な要素ですが、冬は限界温度を下回る環境で眠ると危険であるため、限界温度には特に注意してください。

化繊シュラフは、濡れても保温性が失われないのが大きな特徴です。

テントの中と外気温の差により、シュラフが結露によって濡れてしまうことがあります。しかし化繊シュラフであれば、結露で濡れても保温性が失われることがないため、寒い時期でも快適に過ごすことができます。

また、ダウンのシュラフは専用の洗剤を使用し手洗いする必要があります。しかし化繊シュラフは、普通の洗濯洗剤で洗濯機を使用して丸々洗えます。たくさんアウトドアを楽しんだ後は、綺麗に洗ってまた次回、気持ちよく使用することができるのはいいですよね。

モンベルは、登山家などにも選ばれるとても有名なブランドの1つです。

特徴として中綿素材を選ぶことができ、種類豊富なため、使用環境や好みに合わせて選べます。さらに、独自の生地構造で、保温性が保たれたまま快適な寝心地を叶えます。

オールシーズン対応可能な商品に使用されている「スーパースパイラルストレッチシステム」は、伸縮率が高く、足の曲げ伸ばしや寝返りが簡単に行えます。

このようにモンベルは、本格的なシュラフの品揃えが豊富です。

コールマンのシュラフは、初心者でも選びやすく、手頃な価格帯のものが多いことが特徴です。商品名に数字が入っているものが多く、初心者でも、どのシーズン向けのものか一目で分かります。

また、化繊綿を使用しているため、洗濯機で丸洗いができます。中綿がたくさん入っていて厚みがあり、ふかふかした感触で気持ちよく寝られます。ファミリータイプやキッズモデルもあり、ファミリー層にも人気のブランドです。

全体的に手が出しやすい価格帯のため、これからキャンプを始めるけど、何を買うべきか分からない、という初心者の方にもおすすめです。

NANGAは1941年に創業され、日本の代表的なダウンメーカーの1つです。よってダウンへのこだわりが強く、高品質なものが多いです。また、ダウンシュラフには、産地の証明書が付属しており、信頼できるのも特徴です。

NANGAのシュラフの製造は、国内の自社工場で行なっており、ダウンの洗浄も国内で行なっています。洗浄の際は三重県の超軟水で洗浄し、完璧な温度と湿度の中で保管されます。

厳格な品質管理のもと、国内の自社工場で職人の手によって造られるため、他の安価なシュラフとの差は一目瞭然です。

スノーピークは日本の人気アウトドアブランドのひとつです。スノーピークの「オフトン」シリーズは日本のライフスタイルである掛け布団と敷布団をコンセプトに作られた寝袋です。封筒型の寝袋はファスナーによってセパレートになります。

足元を開放して通気性を確保したり、一体化させて保温性を上げたりとシーンによって使い方が変えられます。最近、家で寝袋を利用する方も増えていますが、スタンダードな寝袋は窮屈です。スノーピークの寝袋なら室内用にぴったりです。寝袋内の温度を微調整できるのでお家でも布団代わりとしてオールシーズン使用できます。

寝袋は体に悪くはありません。

自分にあった寝袋を選べば、普段使いすることもできます。寝袋は高い保温力があるため、血流が良くなり、肩こりや腰痛に効果をもたらします。また、たくさん寝返りをうっても、肩や体が外に出ることなく、同じ暖かさを保てるため、冬など寒い時期に活躍します。

最近はシュラフを家で使う方も増えています。ベッドや布団よりも手軽に片づけられるので、スッキリとした生活を目指すミニマリストの方や、限られた部屋のスペースを有効に使いたい方に特に好まれています。化学繊維など洗える素材の中綿であれば、洗濯機で丸洗いでき、清潔に保つことも可能です。まとめると、以下のようなメリットがあります。

• 部屋が広くなる
• 片づけ・引っ越しが簡単
• 素材によっては丸洗いできる
• 急な来客時の自分用布団として活用できる

シュラフ・寝袋はアウトドア用品店・スポーツ用品店・釣り具店などで購入できます。コーナン・カインズ・コメリなどのホームセンター、ドン・キホーテやワークマンなどでも取り扱いがあります。もちろんAmazon・Yahoo!ショッピング・楽天といったネット通販でも豊富に揃っています。

インナーシーツは、シュラフの防水性や保温力を向上させます。裏地があるため、単体でも使用できますが、基本的にはシュラフの外側に重ねて使用します。

コンパクトで軽く、洗濯も簡単にでき、肌触りがいいため、シュラフにプラスして持っていくべきアイテムの1つです。

さらにアウトドアのシーンだけでなく、海外旅行やその他の場面でも、インナーシーツに体を包み、保温性を保つことや、衛生的に過ごすことができます。夏の海やフェスの寝具としても使えます。

マットレスを使用すれば、ゴツゴツした岩の下でも痛くなく、底冷えせずに眠ることができます。マットレスにはいくつか種類があります。

「エアーマット」はコンパクトで、空気を入れて使用します。空気の層が、岩から体を守り、寝心地の良さを高めます。また地面からの冷気を通さないため、保温力も高まります。

「インフレーティングタイプ」はエアマットより重く、かさばりますが、バルブを開くと自動で空気が入るため、簡単に膨らみます。またエアマット同様、寝心地の良さと保温性を高めます。

「クローズドセル」は他のタイプとは違い、空気を入れずに使用できるためパンクの心配もなく、耐久性があり、設置も楽なのがメリットです。

枕の代わりに、上着やカバンを代用したりすると、首が痛くなってしまいます。かといって、いつも家で使っているものを持っていくのは、汚れや濡れが気になります。そんな時はキャンピングピローを用意してみてください。キャンピングピローは軽量で肌触りもよく、簡単に洗えます。

収納時はコンパクトで場所をとらず、汎用性が高いためテント泊の時だけでなく、飛行機の中や車中泊、家の中などさまざまなシーンで使えます。

この記事では、寝袋の選び方、そしておすすめのものをご紹介させていただきました。自分に適した寝袋を選ぶことで、キャンプをより楽しむことができます。自宅で寝ている時と同じ、それ以上の寝心地の良さを体験するために、自分に適した寝袋を選んでみてください。