【DIY】ソロキャンプ用アウトドアテーブルを自作しよう！100均アイテムも活用

ソロキャンプ用のアウトドアテーブルは機能性か携帯性どちらを選ぶかで迷いますよね。さまざまなモデルが販売されていますが、なかなか100％満足できるものはありません。満足できるテーブルが見つからないときには、思い切って自作しましょう。

自作すれば自分にピッタリのアウトドアテーブルが入手できます。DIY経験がない方でも簡単にできる便利アイテムがあるので初心者も心配無用。デザイン・機能性・携帯性をすべて叶られるのが自作テーブルの魅力です。100均アイテムだけで作る方法もあります。

今回は、ソロキャンプにおすすめの自作アウトドアテーブルを紹介します。すのこで簡単にDIYできるものから、折りたたみ可能なものまで紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

どのギアとセットで使用するのか、何を置くのかによって重視するポイントが変わってきます。焚き火台と使用するなら、耐熱性を考慮したり天板が外せたりするものがおすすめ。

クーラーボックスやコンロを置く場合には、耐荷重やサイズ感を考慮しておくといいです。使用するシーンや用途をイメージして欲しい機能を取り入れることが失敗を防ぐポイントです。

苦労して作ったものが、重くて運べないとガッカリしますよね。そうならないためにもしっかり軽量化を意識するのも大事なポイント。できるだけコンパクトに収納できるものだと、より利便性が高くなります。

折りたたみ可能・足と天板の取り外しができるタイプもおすすめです。持ち運び時を想定してなるべく軽量化を目指しましょう。

好きな色味やデザインにこだわるのもオリジナリティがあり素敵です。しかし、キャンプサイトの統一感を出すのも大事なポイント。手持ちのギアを並べてみて、どんな色味やデザインがいいのか考えるとよりイメージがわきやすくなります。

またドリンクホルダーやサイドハンガーなど、欲しい機能を取り入れるとより便利なアウトドアテーブルが完成します。

アウトドアテーブルの素材には木材・アイアン素材・アルミ・ステンレスなどさまざまな種類があります。加工のしやすさも大事ですが、耐久性や屋外で使用できる素材を選ぶのも重要なポイントです。木材の場合には防腐塗料を使用するのがおすすめ。やすり加工も忘れず行いましょう。

アイアンや鉄などは組み立てるだけの素材を使用するのもあり。耐腐食素材だとより安心です。

ユニフレームの焚き火テーブルをモチーフにしたサイドテーブルの作成方法をご紹介します。

【材料】

• 木材(厚さ20×幅30×長さ1800mm)※長さは設計サイズに合わせて調整
• 紙やすり
• 水性ニス
• 六角ボルト・ナット・ワッシャー
• ビス・ミニビス

【作り方】

1. 木材を設計予定の長さにカットしやすりをかける。
2. まずは枠の組み立て。横×2の両端に天板木材をビス止め。
3. (2)の枠に穴あけした天板を並べビス止め。
4. 横枠に脚をボルトで固定。※下穴上部はボルト経大にあける
5. 仕上げにニスを塗り完成。

今回はコスト重視ですべて同材料を使用し作成しています。天板に使用する木材を薄くすると、さらに軽量化が可能です。好みのカラーに塗装する場合には、(1)のやすりをかけた後のタイミングがおすすめです。

分解可能なコンパクトテーブルはソロ用にも最適です。今回はベニヤ板を使用しコスパ＆軽量性を重視したアイテムのつくり方をご紹介します。

【材料】

• ベニヤ板(天板×2、脚×2)
• ネオジム磁石
• 瞬間接着剤
• サンドペーパー

【作り方】

1. 脚パーツ中央にX字に組むための切込みを入れる。
2. 天板は好みのサイズにカットしてやすり掛け。
3. それぞれの接続部分に接着剤で磁石をつけたら完成。

モデルは2万円越えの「DAIS TEA TABLE」。磁石を使用するため組立・解体がとても簡単に。磁石のSN極を間違わないようにだけ注意しましょう。

鉄を使用した自作テーブルは上級者向け。溶接機やグラインダーの使用が必要となるため、外注するのもありです。

【材料】

• 直径13mmの丸鋼
• 好きなサイズの天板
• 錆止め塗料

【作り方】

1. 丸鋼を好みの長さにカットし溶接×2
2. 溶接部にサンダー掛け
3. 錆止め塗装と仕上げ塗装をする
4. 天板を丸鋼で作った脚に通して完成

丸鋼ではなく鉄パイプを使用すると軽量化もでき、金ノコで切断することも可能です。さらに手軽さを求める方にはアイアンレッグもおすすめです。

熱々のダッチオーブンや火を使用するギアが置けるダッチオーブンも自作可能。今回は初心者でも簡単に作れる方法をご紹介します。

【材料】

• パンチングメタル
• 脚用の木材
• 六角穴付きボルト
• ビス

【作り方】

1. 好みのサイズに木材をカットしやすり掛け
2. 木材をH形に組み立てビス止め
3. パンチングメタルと足をボルトで連結して完成

溶接技術があれば脚も鋼材で作るのもいいでしょう。重量は増えますがアイアンレッグの使用もできます。パンチングメタルはサイズも幅広いためDIYにもおすすめの材料です。

初心者には100均素材のテーブルもおすすめ。低価格で実用的なアイテムが作れます。今回は工具不要なすのこを使用した木製テーブルの作り方を紹介します。

【材料】

• 脚用すのこ×2
• 天板用すのこ(脚用より幅が狭いもの)
• 水性ニス
• 水性塗料

【作り方】

1. すのこにそれぞれペイント・ニスを塗る
2. 脚用すのこのすき間に天板すのこを挿しこむ
3. 起こして足を八の字に広げたら完成

今回紹介した道具はすべて100均で購入可能。500円+税でできるためコスパも最高です。シーンによって好きな高さに調整できるのも魅力です。

携帯性の高さにより人気が高いロールトップテーブルも簡単に自作できます。今回はコンパクトに収納可能な作り方をご紹介します。

【材料】

• 天板用木材(好みのサイズに合わせて)
• 脚用角材×4
• フレーム用木材×2
• 木ダボ×4
• 布テープ
• タッカー
• ボルト

【作り方】

1. 天板を5mm程の間隔でタッカーを使い布テープで固定
2. 脚はX字になるよう両方の中心に溝を作る
3. X字に重ね地面設置部と天板部を平行になるようにカット
4. 脚上部に木ダボをそれぞれ埋め込む
5. 脚部のX字部分にボルトを固定(可動するよう緩めに)
6. フレームに木ダボをはめ込む穴をあける
7. 組み立てサイズに合わせフレーム同士を布テープで固定
8. 組み立てた(7)に天板をのせれば完成

耐久性を高めるためにもやすりをかけニスを塗っておくと安心です。

鉄の足Plateは香川県の鉄工所が2018年に立ち上げたアウトドアブランドの人気商品。テコの原理を利用し、天板を固定できるアイテムです。鉄の足Plateのスリットに天板をはめるだけでテーブルができる手軽さが魅力となっています。

天板を変えることでソロキャンだけでなくグルキャンなどにも幅広く使用可能。複数使用することで重ね使いもでき多用途に使えるのも魅力です。また重さ2kgと軽量ながら厚さが3.2mmあるため、重ねて使用する際も安定感があります。

鉄の足Plateを使用した自作アウトドアテーブルの作り方を紹介します。コンパクトな天板を使用すればソロキャンでも手軽に持ち運びが可能です。

【材料】

• 鉄の足Plate
• 天板用の板
• オイルステイン
• 刷毛

【作り方】

1. 刷毛で天板にオイルステインを塗る
2. しっかり乾いたら天板の完成
3. 完成した天板を鉄の足Plateのスリット部にはめ込む

これだけで自作アウトドアテーブルが完成します。気分によって天板を使い分ければ、さまざまなスタイルで楽しむことも可能です。天板を分割すると携帯性も非常に高くなり、ソロキャンにもおすすめです。

自分好みのアウトドアテーブルを自作してもっと快適なアウトドアを楽しみましょう。お気に入りのギアに囲まれたソロキャンプは、特別な空間となり気分も上がります。最初は簡単なものからトライしてみるといいですね。