囲炉裏テーブル・焚き火テーブルを自作｜100均・ニトリで安く作れる【燃える？】

キャンプで焚き火焚き火を楽しむ方が増えましたが、それを囲む焚き火テーブルや囲炉裏テーブルがあったらもっと楽しい時間を過ごせそうですよね。でも「案外簡単に自作できるって本当？」「買うより自作するメリットってあるのかな？」など疑問を持つ方も多いです。

そこで今回は、主役級のキャンプギアである囲炉裏テーブルの自作方法をご紹介します。100均ショップの素材だけで作れて超高コスパ、人数に合わせてカスタマイズできるなど魅力も盛りだくさん。また、DIY初心者にも簡単に作れる方法もあります。

この記事では、囲炉裏テーブルを自作するメリットから、DIYの手順・自作する場合の注意点などを紹介していきます。ニトリや100均の材料での自作方法もあるので、購入するか自作するかで迷っている方もぜひ参考にしてみてください。

囲炉裏テーブルを自作する1つめのメリットは費用です。囲炉裏テーブルは購入すると10,000円前後の価格帯が多く、憧れのギアでも手が出ない方が多いですよね。一方、自作する方の中には100円ショップの素材だけで3,000円前後でリーズナブルに仕上げる方もいます。

2つめのメリットは、自分の持っている焚き火台の大きさや使用する人数に合わせてカスタマイズ性です。自作であれば自分のスタイル・ニーズに合う完璧な囲炉裏テーブルが手に入ります。

設計図というと難しいように感じますが、ラフで構わないので設計図は書いておきましょう。設計の時点で長さやサイズをある程度決めておくと、材料の木材などをカットしてもらうときにオーダーしやすくなります。

もし、手持ちの焚き火台やファイヤーグリルがあってその周りを囲みたい場合、そこから長さを計算して設計図にしましょう。素材が木材の場合は燃える可能性もあるので、焚き火を囲むことを前提にして火気から離すように設計しましょう。

設計図を元に、好きな種類の木材など材料をそろえましょう。天板用材料でコスパを重視する方にはPF材1×8材がおすすめです。他にも、ヒノキ材やアカシア集成材など、実際にホームセンターなどで確認しながら選ぶと自分の目指す雰囲気に近づけられます。

脚になる部分の材料は塩ビ管やステンレスなどの素材から選べますが、収納や持ち運びに便利な折りたたみ脚をつける方が多いです。その他にも、脚材を止める材料も忘れずにそろえましょう。

スムーズに組み立てられるようにパーツを作成していきましょう。木材は材料を用意する際ホームセンターでカットしてもらうと作業が簡単です。これらを図面通りにひとつひとつのパーツとして作成していきます。

この作業の工程で角の面取りや塗装もしておくとキレイに仕上がります。収納や持ち運びにどのような形にしておきたいかも重要で、天板が大きすぎる場合は半分の大きさにカットすることも可能です。

設計図通りに組み立てる前に、バリ取りや塗装までを済ませます。こうしてすべての材料が揃ったらいよいよ組み立てに入ります。すべてを組み立てておく場合は天板の交差部分の裏に板材を貼り付けて直角に固定し、そこに脚材を取り付ければ完了です。

4辺をバラバラにしておきたい場合は脚材のみを取り付ければ完成です。天板が大きすぎて収納に困る場合は、カットした天板の裏に蝶番をつけて天板も折りたためるようにするのもいいでしょう。

囲炉裏テーブルといえば、コンロを据え付けられるよう中心が抜けています。当たり前でも「コンロがいらないときに使いづらい」との声が多いのも確かです。そこで、中心部分にぴったりサイズの天板を乗せる2WAYタイプにする方法をおすすめします。

お手持ちの囲炉裏テーブルの中心部にジョイント金具やネジ受けを取り付けるだけの簡単作業。天板は使わなくなったロールトップテーブルや、100均の板材を蝶番で繋いだものを内側のサイズ通りにカットするだけで十分です。バーベキューだけでなくガーデンパーティーでも活躍しますよ。

デュオだったりグループだったり、囲炉裏テーブルを囲む人数がシーンによって異なる方には変形タイプがおすすめです。1辺に1〜2人が座れるサイズの独立したテーブルを複数組み合わせて、三角形・四角形・六角形などに変えられます。

変形タイプなら形だけでなく中心部のサイズも自在に変えられるため、焚き火料理やトライポッドを立てるなどさらに汎用性が高まるのがメリットです。また、板材にノコギリで切れ込みや穴を開けるだけでできる組み立て式なので初心者にも簡単に自作できます。

自作する囲炉裏テーブルに木材を使用すると、火気の側に置くので燃える恐れがあります。火気からある程度離れる設計にしたり、アカシア集成材などの燃えにくい広葉樹の材を使用したりなどの工夫が必要です。SPF材やパイン材は針葉樹なので燃えやすくなります。

また、耐熱塗料やワックスを塗ることでも難燃対策ができます。しかし、材料が木材であれば絶対に燃えないとは言い切れないため、木材以外の材料も検討してみましょう。

囲炉裏テーブルは100均やニトリの材料を使用すると安く作れます。初心者でもトライしやすい手軽なものとして、100均で手に入るF型クランプをそのまま脚にする方法があります。好みのサイズの天板があれば、組み合わせるだけで簡単に囲炉裏テーブルの完成です。

100均の折りたたみ椅子を脚材にする方法もおすすめで、長方形の板材の両端に折りたたみ椅子をビスで固定するだけで簡単に自作できます。また、ニトリのキッチンラックを天板として使用するのもおすすめの方法です。

キッチンラックは金属製で燃える心配がなく、天板として結束すれば安定感も増します。100均の結束バンドを使用するとさらにローコストでの自作が叶いますよ。

囲炉裏テーブルは、焚き火やBBQなど火を囲んで家族と団らんするのにおすすめのアイテムです。購入するより自作の方がコスパが良く自分好みの囲炉裏テーブルが手に入ります。本記事を参考に、世界にひとつしかない囲炉裏テーブルを自作してみましょう。