ハードシェルジャケットおすすめ17選｜雪山登山に必須！【タウンユース向けも】

雪山登山には絶対に欠かせないハードシェルジャケット。過酷な環境で命を守ってくれる重大な役割を担っています。ハードシェルジャケットを簡単に言うと、吹雪や強風などハードな状況での使用を想定して作られた丈夫で厚いアウターです。

自分にあったものをしっかり選ぶためにはいろいろと吟味する必要があります。しかし、ハードシェルジャケットには機能やメーカーなど選択肢が多く、選ぶのがとても難しいです。

本記事ではハードシェルジャケットの正しい選び方を機能性・メーカーごとに説明しながら徹底解説します。また、街着・タウンユース向けやおすすめのハードシェルジャケットを17点厳選して紹介しますのでぜひ、最後までご覧ください。

シェルジャケットにはハードシェルとソフトシェルの2種類があります。中でも雪山登山に使用するのはハードシェルジャケットです。雪山での登山は冬の厳しい環境下で行うため、防水性・透湿性・防雪・防風性が必要になり、生地が比較的硬く厚いのが特徴です。

また、スノースカートやゴーグルを収納するためのポケットが多く、雪や冷たい空気が服の中に入りにくい構造をしており、雪山での行動を助ける工夫が施されています。

一般的に知られるレインウェア・ハードシェル・ソフトシェルの違いを見ていきましょう。

透湿性は雪山用ハードシェルジャケットにおいてかなり重要なポイントです。透湿性が悪いと内部に熱がこもり切ってしまい、汗でウェアを濡らしてしまいます。結果的に体を冷やし、低体温症の原因になる恐れがあります。

外からの水分を弾きつつも、内側の水分を放出させる素材で人気がある素材がゴアテックスです。安くてコスパも最強ですが、最近ではひとえにゴアテックスといってもいろいろなタイプがありますので、自分に合ったものを厳選しましょう。

• 2層タイプ・・・軽量、通気性、街着向け
• 3層タイプ・・・耐久性、防水性、登山向け

生地が何層でできているのかも重要なポイントです。ハードシェルジャケットは、2層か3層になっているのが基本です。機能重視で選ぶなら3層のものを選んでください。3層は、肌に直接防水フィルムが当たらず、摩擦が少なく動きやすいメリットがあります。コンパクトで軽量なものを求める方は2層か2.5層がおすすめです。

雪山登山はとにかく寒さ対策が大切です。ネックガード部分の長さや形状をしっかりチェックしましょう。ネックガードが鼻まで届く長さのものなら、フェイスカバーなしで防寒できます。豪雪時に雪から顔を守れますし、体力の消耗を防げます。また、ネックガードに通気孔があるとゴーグルが曇らずに済むため安心です。

ポケットの多さや使い勝手の良さは、ハードシェルジャケット選びの重要なポイントです。雪山登山におけるリュックはとても重たく、下ろすだけでも体力を使います。ポケットが多いとリュックを下ろさずに必要なものを取り出せるので体力を温存できます。ゴーグル用のポケットやハンドウォーマーポケットなど用途が決まった便利なポケットもありますのでチェックしましょう。

フード付きのハードシェルジャケットを選ぶ場合は、音抜き穴の有無もチェックしましょう。フード着用時には後方の音が聞こえにくくなりがちですが、音抜き穴のあるタイプならデメリットをカバーできます。

雪山では雪崩・落石といった自然災害が起こり得るほか、同行者がアクシデントに見舞われる場合も少なくありません。後方にも気を配りやすい商品を選びましょう。

お気に入りのデザインの服は、着るだけで気持ちが上がります。せっかくなら機能性とともに自分が気に入ったデザインのものを選ぶようにしましょう。街着としても違和感なく使えるものもあります。最近のハードシェルジャケットはおしゃれで洗練されたデザインのものがたくさん出ていますので、チェックしましょう。

マムートは、155年以上続くスイスのクライミング用品メーカーです。本場アルプスの雪山ならではのクライミングへの深い知識と経験がものづくりに生かされているのが特徴です。高品質な商品が多く、世界中のクライマーから長らく愛されています。マムートのハードシェルジャケットは、色合いの種類が多いため、派手な色をお探しの方におすすめです。

ホグロフスは、1914年に設立されたスウェーデンのアウトドアブランドです。環境に優しく長く使用できるアイテム作りを行っています。その耐久性とデザインの高さから多くのクライマー、キャンパーに愛されています。耐久性がしっかりありながらも安価な商品が多いため、コスパが良く初心者にもおすすめできます。

モンベルは国内最大手のアウトドアブランドです。安価で機能性が高いため、世界中のアウトドアマン人気があります。日本発のブランドのため、日本人にあった機能を備えたウェアやギアがたくさんあります。安価で高品質のため、初心者の方にもおすすめのメーカーです。

デサントは、さまざまな種目のスポーツ用品を取り扱っている日本のスポーツメーカーです。日本人の体型に合う設計、日本人の好みに合うデザインを意識して作られているのが大きな特徴です。使い心地や機能にこだわって作った商品が多いため、リピーターの数が多いのも特徴の1つです。

アークテリクスは、1989年にカナダで創業したクライミングメーカーです。スタイリッシュなデザインと高機能が特徴です。カナダの自社工場で厳しい品質管理のもと、いくつもの検査を経て製造されています。他社と比較して高価ですが、その分品質がしっかりしており、デザイン性も高いため人気があります。

高いデザインセンスと機能性を備え、圧倒的人気を誇るアメリカのアウトドアブランドのThe North Face（ザ・ノース・フェイス）。リユース市場でもリセールバリューが高く、街中でノースフェイス製品を身に着けている方も相当数います。

ハードシェルジャケットは、防寒性・防水性など機能性にかなり優れているため、雪山登山以外にも使用できます。真冬の釣りやキャンプにはもってこいです。ポケットも多いため、釣りしやすく寒さや雪にも対応できます。

また、真冬のキャンプも同様です。防寒してくれて雨や雪を凌いでくれるハードシェルジャケットは、雪山登山だけじゃなく、キャンプや釣りの強い味方になってくれます。

今回ご紹介してきた悪天候に耐えられるハードシェルジャケットは、タウンユースにも合わせやすくおすすめです。ハードシェルジャケットを街着としておすすめするポイントとしては以下3点です。

• 突然のスコールでも平気な高い防水性。
• 頑丈でダメージに強い素材のため、一生モノのアイテム。
• コンパクトに持ち運べるパッカブルタイプは、シーンに合わせて着脱できる。

ハードシェルジャケットは、本来雪山利用の高機能ウェアで素材性能が高いため、価格も10,000円～50,000円以上と比較的高価格帯です。しかしながら、1着あれば素材の頑丈さや飽きのこないデザイン性の高さから数年単位で愛用していけるアイテムです。

特にスクーター移動などが多いシティライダーは、風による影響で都心走行でも体感温度が10℃以上も下がるためハードシェルの高い防風性能から1着は持っておきたいアイテムとしておすすめです。

ハードシェルは生地の強度があり硬く、過酷な環境に強いのが特徴です。一方、ソフトシェルはハードシェルよりも軽く透湿性に優れているので、着心地がいいため動きやすくなっています。

ハイキング・トレッキングなどにおすすめなのは、ソフトシェルジャケットです。肌寒いときに羽織るのにもちょうどいいジャケットで、保温力があり体温の低下を防いでくれます。気になる方は、記事の下のリンク先ページをチェックしてください。

あなたに合ったハードシェルジャケットは見つかりましたか。雪山登山は命がけの趣味と言っても過言ではありません。あなたの大切な命を守ってくれるハードシェルジャケット、慎重に吟味してお気に入りのものを見つけてみてはいかかですか。