【2023】アルコール燃料ボトルのおすすめ7選｜キャンプでの持ち運びにも！

キャンプ中に使用するバーナー・ストーブを使う際に欠かせない燃料ですが、危険物のため取り扱いに迷いますよね。どうやって使うのか・どのような容器に保管するのかなど、特に初心者の方にはわからない部分が多くあります。

燃料の保管や持ち運びに便利なのが「燃料ボトル」です。別名「フューエルボトル」とも呼ばれ、ガソリン・燃料用アルコール・灯油などを安全に持ち運べます。また、ボトルの素材によって中に入れられる燃が異なるなど購入の際には注意も必要です。

この記事では、燃料ボトルの正しい選び方・おすすめ商品・お手入れ方法などをご紹介します。また、100均やホームセンターで燃料ボトルの容器が買えるのかもご紹介しますので、この記事を参考にご自分に最適な燃料ボトルを選んでください。

キャンプで使用する燃料は1日〜2日の滞在であれば1L～2Lあれば十分です。ご家庭で一般的に使用されている灯油の容器なども使えますが、18L・20Lなど容量が大きいため荷物の多いキャンプには向きません。

そこで、燃料ボトルを活用するメリットをご紹介します。

メリット

• 燃料ボトルは使用する分だけ入れて持っていける
• 複数種類の燃料を持ち歩く際にも小分けして持っていける
  　＊燃料ボトルの色を種類ごとに変えるとわかりやすい
• 引火性のある燃料を安全に持ち運びできる

このように燃料ボトルを取り入れるメリットは複数あるため、取り入れるべきギアの1つと言えます。

各メーカーから販売されている燃料ボトルの容量は0.3L〜1Lくらいまでと幅があります。ご自分に最適な容量のボトルを選ぶにはまず、使用するシーンを想定してください。容量と使用する人数・用途は以下の通りです。

• 0.3L：1人～2人でのキャンプ
• 0.5L：1~2日の登山に行く人、0.3Lが物足りないと感じる人
• 1.0L：大人数でのアウトドア、ガスバーナー・小型ストーブ・予備燃料

この目安をもとに、宿泊日数を考慮して決めると選びやすいです。また、燃料は気化しやすいため満杯に入れて密封するとボトルが膨張する恐れがります。燃料ボトルは入れたい量より少し大きめのボトルを選ぶといいです。

ボトルの注ぎ口の大きさも重要です。注ぎ口が広ければ、燃料を零さずにボトルに入れられます。また、中が見やすいので入れた量も確認でき、便利です。口が小さいものはロートを使用するとスムーズに使用できます。

ただし、注ぎ口の大きいボトルは燃料を注ぐ際、一気に流れ出すので注意が必要です。口が小さいボトルは少しずつ注げて安全ですが、注ぐ遅さにストレスを感じる方もいます。これらを考慮して、自分に合った注ぎ口のボトルを選ぶといいです。

燃料ボトルの蓋は「ねじ込み式」・「セーフティタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

ねじこみ式

• 一般的に多くみられるタイプ
• 密閉性が低く、しっかりと閉める必要がある

セーフティ式

• ねじこみ、プッシュの2段階構造のため、上部をねじって引き出し、プッシュして中身が出てくる仕組みから密閉性に優れている
• 燃料漏れの心配が少ない

ガソリンを持ち運ぶ際に使用する燃料ボトル選びは特に注意が必要です。ガソリンは揮発性が高いため、ポリエチレン製などの柔らかいボトルに入れてしまうと漏れや破裂の恐れがあり大変危険です。

燃料ボトルに使われる素材はステンレス・ポリエチレンなどさまざまですが、ガソリンを入れるボトルは必ずステンレス・アルミなど強度の高い素材を使ったボトルを選びましょう。また、ガソリンと分かるようなデザインを選ぶのも押さえておきたいポイントです。

子ども連れでキャンプをする際に燃料ボトルを使いたい方は、チャイルドロック機能が搭載されいてる商品がおすすめです。子どもでも開けられる商品の場合、間違えてフタを開けてしまい事故や誤飲につながる恐れがあります。

チャイルドロック機能は、子どもの力では開けにくい・フタを押しながら開ける必要があるなど、フタに工夫が施されているものが多くあります。中には、2段階でふたを開ける必要がある商品もあり、より安全性を求める方におすすめです。

ここでは、燃料ボトルのおすすめメーカーをご紹介します。

燃料ボトルを安全に使用するためにも、正しい使い方はとても大切です。以下でトランスギア製品を例に手順をご紹介しますので、こちらもしっかりと確認してください。

1. フタを回して開ける
2. 燃料ボトル本体に燃料を注ぎ入れ、フタを閉める
3. フタにロックがかかっていることを必ず確認する
4. フタについているセーフティーバルブのネジ（商品によっては蛇口）を、反時計回りに回して緩める
5. 商品の上部についているボタンを押しながら本体を傾け、オイルランタンなど入れたいところに燃料を注ぐ
6. 注ぎ終わったら、ボタンが押し下がらないようになるまでネジ（蛇口）をしっかりと閉める

また、ほかのメーカーの商品は使い方が異なる場合があります。各商品に記載されている使い方に従って、正しく使用しましょう。

燃料ボトルを長く使うにはメンテナンスが重要です。基本的なお手入れ方法は下記に挙げた通りです。

1. 燃料はしっかりと使いきる
2. 蓋を開けたまま数日間干して乾燥させる
3. 中性洗剤・水での洗浄を何度か繰り返す
4. 最後に水ですすぎ、逆さまにして完全に乾燥させる
5. 残った汚れは乾いたタオルで拭き取る

ただし、燃料ボトルの素材・入れている燃料によってお手入れ方法は変わります。アルコール・灯油は中性洗剤での洗浄が可能です。ガソリンはステンレス製ボトルに入れた場合に限り中性洗剤を使用できますが、その他の素材に関してはメーカー公式のお手入れ方法を確認してください。

ボトル本体・蓋部分のパッキンが破損していないかもチェックしましょう。なお、洗浄の際食器洗浄機は絶対に使用しないでくださいね。

キャンプブームにより液体燃料を使用する場面が増えています。燃料は危険物ですので、正しい扱い方をしっかり確認してから使用するよう注意してください。まず、1つの燃料ボトルに何種類もの燃料を入れるのは厳禁です。2種類以上の燃料は入れないようにしましょう。

また、燃料の種類によって使えるボトルの素材が異なります。特にガソリンは、柔らかい素材のボトルに入れると腐食する恐れがあります。また、ドリンク飲料の容器などに燃料を入れると事故の恐れもあるので使わないでください。

アルコール燃料であれば、他の容器で代用できる場合があります。ここでは、100均・ホームセンターなどで一般的に販売されている商品を中心にご紹介するので参考にしてください。

100均のプラスチック製調味料ボトル

• 手頃な価格で手に入る
• 容量サイズが複数あるので用途に応じて使い分け可能

アルミ缶

• 飲み終わった空き缶を再利用できてエコ
• 高濃度なアルコールはアルミを腐食するため長期利用には向かない

スキットル

• ウィスキーやバーボンなどのアルコール飲料を携帯するためのもので、長く使用できる

ジェリ缶

• ガソリン携行缶を小型にしたもので、少量の燃料を入れる代用品として用いられる

ここで紹介したものは、燃料ボトルよりも容量が小さい商品が多いので日帰り登山やソロキャンプでの使用におすすめです。購入する前に「アルコール可能な商品」と記載されているかの確認をしてください。

今回は燃料ボトルについて解説しましたが、いかがでしたか。液体燃料はアウトドアでの湯沸かし・灯りとり・暖を取る際に欠かせないものですが、十分取り扱いに注意する必要があります。燃料を持ち運ぶ際は燃料ボトルを使い、安心してキャンプや登山を楽しみましょう。