パラコードおすすめ10選｜どこで買える？ホームセンターやコーナンでも【販売店】

パラコードは、パラシュートの傘部分と人体をつなぐ紐の部分として開発された軍事用品で、非常に高い耐久性を持つ点で知られています。今は、アウトドア系はもちろん、デザインの豊富さやカラーの多様さを売りにしたアクセサリーや装飾向けの製品も数多く開発されています。

パラコードの中のコア（カーン）の本数は6つの太さに分類されています。

このように、直径が太くなるほど強度が強くなります。この中で、耐荷重が550ポンド（249kg）ある直径4mmの550パラコードが一般的で初心者にもおすすめです。

パラコードを選ぶ時、どのくらいの長さを買えばいいのか迷ってしまいますよね。パラコードは用途に合わせて長さをカットして使うことができるので、比較的多く販売されている30mを購入するのが無難です。

また、本格的な登山や長期のキャンプなどに使用する場合は、用途が多いので少し長めの50mのパラコードの購入もおすすめです。余った場合は、アクセサリーなどに使うこともできますが、無駄のないように用途に合わせた長さを確認して購入しましょう。

ナイロン製のパラコードは、優れた強度と耐久性を備えている点が特徴となっています。もともとアメリカ軍のパラコードの素材としても採用されており、信頼性も高いです。上級者向けの登山での使用やキャンプで大型のテントを張る際のロープとしても、強度があるのでしっかりと固定してくれます。

なお、ナイロンの素材は雨天時などの悪天候で使用するケースでは、水を吸収して硬くなる性質があるので注意しましょう。

ポリエステル製のパラコードは、ナイロン製に比べ強度はやや劣りますが紫外線に強く、また雨天時にも水を吸収しにくいので、緊急時や防災用に持ち歩くのにも適しています。

水に強いので編んでブレスレットなどを作り、アクセサリーとして身に着けておけば、緊急時の防災グッズとしても役に立ちます。比較的安い価格で購入できる点も魅力となっており、軽量なテントやタープを固定したり、アウトドアやドライブなどで幅広く使用できます。

バンジーコードとはリュックやザックのフロント面に備え付けられたコードです。バンジーコードがあると、アウトドアではとても便利です。コードがクロスされていて、ペットボトルや雨具などが収納できて、すぐに取り出せるのが特徴ですね。

バンジーコードに利用するなら強度はあまり強くなくても大丈夫なので、太さは約2mmが最適です。リュックやザックの色に合わせておしゃれにコーディネートするのがおすすめです。

登山などのアウトドアでは、荷物はコンパクトにまとめたいものです。パラコードを使ってすっきりまとめましょう。荷物をまとめるためなら耐荷重もあまり重要ではないので、パラコードの太さは2mm程度がおすすめです。

2mmくらいの太さなら、荷物をまとめる時にも縛りやすく結び目の出っ張りも気になりません。また、耐荷重も十分あるので、普通のコードに比べても滑りにくく荷物を固定できます。

パラコードを使って小物を吊るすコードとしても活用できます。ペットボトルや鍵、帽子などをぶら下げられます。登山をする時には手荷物は持たないのが一般的となっていますね。パラコードを使って自分だけのストラップを作ってみましょう。

使用するパラコードの太さは、歩く時に邪魔にもならない2ｍｍ程度がおすすめです。編み方や色の配色を変えてオリジナルのストラップ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

テントやタープの張り綱としてパラコードを使う時の太さは4mmくらいがおすすめです。5mmは耐久性は強いですが、がさばって荷物になります。持ち運びと耐久性から考えると、4mm程度が妥当です。また、山岳用などの軽量タイプのテントやタープなら2mmでも〇。

どちらも長さは20m～30mあれば十分です。必要な長さに切ったら、切り口は必ずほつれないようにライターなどの火であぶっておきましょう。その後、パラコードの端に輪を作っておくと幅広く使えます。

テントマットに枕が付いていない場合、別に枕を用意していると思います。メーカーが違うとテントマットと枕がズレるので、連結用にパラコードを使いましょう。この時に適した太さは、結びやすくデコボコしない細めのパラコードがおすすめです。

また、分割したテントマットを連結して使う時にもしっかり繋げて安心です。さらに凍りやすい雪の上に折りたたみクッションなどを置くときにも滑り止めとして活躍してくれます。

パラコードはテント内外の物干しとしても使えます。物干しとして使う場合の太さは細めがおすすめです。洗濯物が落ちないようにしっかりと張ることがポイントです。パラコードの片方の端を固定したら、もう一方は張りを調節できるフックを使うといいです。

フックをパラコードに取り付ければハンガーで洗濯物を干した時に風で飛ばされるのも防止できます。また、濡れたザックや小物もひっかけて干すこともできます。

キャンプでの焚火をする時に使う斧のネックガードとして使ってみましょう。薪を作る時に打ち損じて木の端が斧の持ち手に当たり、傷などのダメージができるのを防いでくれます。最初に斧の巻きたい幅に輪を作り、パラコードをどんどん巻いていきます。

巻き終わったら、少し長めにパラコードを切って作った輪の中に先端を通しましょう。その後、下から出ているパラコードを強めに引っ張ります。輪が隠れたら両先端をライターの火で焼いて整えましょう。

パラコードはアクセサリーとしても使えることもご存知ですか？オリジナル感の高いアクセサリーとして注目されています。ストラップやブレスレットとして身に付ければファッションだけではなく、ほどいて緊急用として使うこともできるのです。

おすすめはおしゃれ感の出る色違いのパラコードを2本で作ること。それぞれ2mmの太さのパラコードを使うのがおすすめです。自分のイメージカラーやラッキーカラーを使えば、楽しくキャンプができそうですね。

最初にストラップなどの短いものにおすすめの簡単なスネーク編みをご紹介します。

1. パラコードの切り口はライターなどであぶって固めておく
2. ストラップのリングにパラコードを左右均等に通す
3. 左側のパラコードを右側に引っ掛ける
4. 向かって右側のパラコードを左側のパラコードに巻き込む様に右の外側の輪に通す
5. ゆっくりと形を整えながら締め上げる
6. 2からの要領で好みの長さに編み込む
7. 最後に余りの先端をまとめて縛る

2色使いの場合は、最初に2本をライターなどであぶってくっつけて1本にしておきます。リングに通す時に2本のつなぎ目が中心になるように編み込んでいくのがポイントです。

次に、ブレスレットや首輪などにおすすめのフィッシュテール編みをご紹介します。

1. パラコードを作りたい長さにU字型に配置する
2. U字の上下にアクセサリーパーツを取り付けて、2本の軸を作る
3. 左の紐を軸の右の紐の下から通して右に出す
4. 右の紐を軸の左の紐の下から通して左に出す
5. 編み目を引き締める
6. 3～5を繰り返して好みの長さに編み込む
7. 緩まないように結び目を作る

フィッシュテールは編み込んでいるときに緩みやすいので、1回ずつ編み目をしっかりと引き締めるのがポイントです。とても簡単な編み方なので初心者の方でも簡単にできますよ。

最後に頑丈でほどきやすいキャタピラー編みです。この編み方はブレスレットにおすすめです。

1. パラコードの中心部に引き解け結びをつくる
2. 引き解け結び側を折り返し、上の輪の中に入れて結び付ける
3. 引き解け結び目側のパラコードでさらに引き解け結びを作っていく
4. 新たに作った引き解け結びの輪を先に作った引き解け結びを入れていく
5. 元の引き解け結びの輪を絞り込む
6. 2からを繰り返していく
7. ちょうどいい長さになったら結び目の輪の中にパラコードを通して固定する

ひとめひとめ毎にしっかり固定していくのがポイントです。時間はスネーク編みよりもかかりますが、ハンドメイドの楽しみを味わうことができます。

パラコードをどこで買えばいいのかわからない方は、登山やキャンプのアイテムを売っているアウトドアショップやスポーツ用品店だけだと思っていませんか？実は、以下のようなホームセンターなどでも購入できます。

• コーナン
• ダイソー
• ワークマン
• モンベル

大手のホームセンターでは防災用品のコーナーなどに陳列されているパターンも多いようです。また、ハンドメイドのアクセサリーとして、細目のパラコードは手芸店でも販売されているようです。

作業服や安全靴を扱うワークマンでも、「パラメイトロープ」という商品名でパラコードが販売されています。柔軟性に優れており、しっかりとした強度があるので力強く引っ張っても切れにくいのが魅力です。

カラーバリエーション豊富で、落ち着いた色やビビッドな色など好みに合わせて使い分けられます。高性能ながらも1本350円と高コスパなおすすめのアイテムです。

パラコードを知っている人も知らなかった人も、興味を持っていただけたでしょうか。アレンジが自由、軽量、しかも手頃な値段なのでお試しで、購入してみてもいいかもしれませんね。ご紹介した以外にも工夫次第でいろいろな用途が見つかるかもしれません。パラコードで自分らしいアウトドアを楽しんではいかがでしょうか。