【徹底解説】テントを長持ちさせる方法！メンテナンスのポイントも

長持ちするテント選びには、耐久性の高い素材を見極める必要があります。テントの素材にもさまざまな種類がありますが、中でもシルナイロン製のテントは防水性が高く、とても丈夫で長持ちすると言われています。また、ポリコットン・コットン製のテントも生地が厚く、丈夫で長持ちします。

しかし、いくら丈夫な素材でも、糸の織り方が弱かったり生地が薄かったりするとその分耐久性も劣ってしまいます。長持ちするテントを選ぶ時には、生地の素材はもちろん、糸の織り方や生地の厚さも合わせて確認しましょう。

テントの中をきれいに使っているつもりでも、知らぬ間に葉っぱや泥、お菓子の食べかすなどが落ちて、テント内は汚れがちです。特に、テントの四隅や収納ポケットにはゴミやホコリがたまやりやすいので、ホウキや粘着テープが付いているコロコロなどを使って、しっかり除去しましょう。ゴミやホコリを除去したら、水気をしっかり絞ったタオルで優しく水拭きしてください。

インナーとグランドシートも完全に乾かします。地面が湿っている場合でのアウトドアでは、グランドシートに汚れがつきやすいので、泥汚れがひどい場合は、汚れを落としてから干しましょう。

その場で乾かす場合は、自在ロープを木と木に結びつければ即席の物干し竿が完成します。そのほかにも、大きな岩に載せて乾かす方法もありますが、いずれも風で飛ばされないように注意をして干してください。

それぞれのシートをしっかり乾かした後でも、乾いたからこそ汚れが見える場合があります。収納前に今一度確認し、汚れがある場合は表面の防水コーティングを傷つけないよう、優しく丁寧に落としましょう。また、テントの付属品のポールを差し込む金具やポール、収納袋の汚れもしっかり落としてから収納してください。

キャンプ場で雨が降り、メンテナンスをする間もなく帰宅した場合、雨や泥などで濡れたテントは帰宅後にしっかり乾かしてください。帰宅後に晴れた場合、ベランダや、カーポートに吊るしたり、自転車の上で乾かしたりしましょう。

帰宅後も雨が降っている場合は、風呂場といった汚れても問題ない場所で水気や汚れを落として、浴室や室内に干して乾かします。雨が降っているからと、テントをそのままにしてしまうと、汚れが固まって取れなくなったりシートが歪んだりして長く使えなくなる可能性もあります。なるべく早めにメンテナンスをしましょう。

雨や水を防ぐ撥水加工は使用しているうちに少しずつ剥がれ落ちてしまいます。そのままにしてしまえば、テントの中に水が染み込んだり、水によってテントの生地が歪み隙間ができたりして劣化が早く進みます。そのため、定期的に撥水剤でテントをコーティングしましょう。

テント本体を長持ちさせるには、収納時になるべく折らずに丸めて収納しましょう。収納は大変ですが、雑に収納してテントに余分な折り目やシワがつくと、そこから劣化していってしまいます。テントを折るのは最初からついている折り目だけにして、丁寧に収納しましょう。

1つのテントを長持ちさせて使い続けることで、設営の際のポイントを掴んで簡単に組み立てができたり、テント自体に味が出たりしてキャンプをますます楽しめます。お気に入りのテントを長持ちさせて、たくさんの思い出を作ってはいかがでしょうか。