初心者におすすめの寝袋・シュラフ10選｜冬用でお探しの方は必見！選び方も解説

初めての寝袋（シュラフ）の購入で悩まれている方は多いのではないでしょうか。シュラフとは、キャンプにおいての寝具で、初心者が最初に揃えたいアイテムの1つ。ただタイプやメーカーなど選択肢が多すぎて、どのシュラフを買えばいいか分かりませんよね。

ですが選ぶポイントさえ抑えれば、必ずあなたにぴったりのシュラフが見つかります。この記事では、アウトドア初心者が安心して寝袋を選べるように、寝袋の種類と選ぶ際の基本や注意点、おすすめ商品を詳しく紹介します。

「できるだけ安くてコスパ最強のものが欲しい！」「オールシーズン使えるものが欲しい！」「人気メーカーが知りたい！」といった要望にもお答えします。この記事を読んで、自分に合った寝心地抜群のシュラフを見つけましょう。

マミー型は、体に密着しやすい形状なので、保温性に優れています。フードがついており、頭や肩までしっかりと覆って熱を逃がしません。ただし、体にフィットしやすいので、初心者の方は窮屈に感じる可能性があります。

保温性の高さから、封筒型とは逆に高山や真冬のキャンプに向いています。また、マミー型は封筒型に比べて軽量でコンパクトに収納できるものが多いです。

キャンプでも寝心地を追求する方は、封筒型のシュラフがおすすめです。封筒型は、布団を半分に折りたたんだような形状で、サイドのファスナーを開けて中へ入ります。ゆったりした作りで、中である程度自由に動くことができます。ただし、密着度が低いので保温性も低いです。

封筒型は春から秋にかけてのオートキャンプ向きです。また、連結してダブルサイズにできるタイプもあり、家族での使用に適しています。封筒型はリーズナブルでコスパに優れたものが多く、カラーやデザインのバリエーションが豊富です。

その名の通り人の形をしており、「着る」タイプのシュラフです。手足を自由に動かせるため、シュラフに入ったまま移動できてちょっとした作業を行えます。ただし、手足が離れてしまうため、封筒型やマミー型に比べて保温性が低下します。

シュラフを着たまま動けることを活かして、外に出て天体観測や釣りを楽しめ、日常生活でも防寒具として使用できます。人型のシュラフを選ぶときは、長さや横幅をよく確認しましょう。

メンテナンスしやすいシュラフが欲しい方は化学繊維素材がおすすめです。化学繊維は水濡れに強く洗濯もしやすいため、手入れが簡単な素材です。比較的安く購入ができ、収納したらそのまま保管できます。しかし、ダウンに比べて圧縮性が劣るため、収納スペースが必要です。

保温性もダウンより低くなりますが、中には優れた保温力の化学繊維シュラフもあります。化学繊維は、コスパ重視で選ぶ方が多く初心者向けの素材です。

暖かくて、コンパクトに収納できるシュラフが欲しい方は、ダウン素材がおすすめです。ダウンは軽量で保温性抜群の素材なので、アウトドアに適しています。さらに、コンパクトに収納できる圧縮性を備えているので、本格的な登山シュラフにも使われています。

しかし、ダウンは水に弱く、濡れると保温性が下がって乾きにくくなります。風通しがよく湿気が溜まりにくい場所で保管する必要があります。ダウンは価格が高いので、中級者以上におすすめです。

キャンプ初心者には、春夏秋使える3シーズンタイプがおすすめです。シュラフは、大きく分けて夏用・冬用・3シーズンの3種類があります。冬用は生地が暑く、暖かいですが冬にしか使えません。

また、夏用は生地が薄いので、涼しくてコンパクトに収納できるのですが、夏にしか使えず汎用性がありません。3シーズンタイプなら、工夫さえすればオールシーズン使え、いつでもキャンプを楽しめます。実際に初めてシュラフを購入する方は、ほとんどの方が3シーズンタイプを購入していますよ。

春夏用のシュラフが欲しい方は、快適温度が5〜10℃のシュラフがおすすめです。夏用の寝袋を探す時には、快適温度5℃以上を目安にしましょう。寝袋の形状はマミー型よりも封筒型がおすすめで、夏は汗をかくので、洗えるタイプの商品がいいでしょう。

3シーズン用のシュラフが欲しい方は、快適使用温度が-5〜5℃のシュラフがおすすめです。キャンプ地の最低気温から-5℃の快適使用温度のシュラフなら快適に睡眠できます。暑い時は脱いで調整したり、寒い時は中に毛布を着たりすることで、オールシーズン使用できますよ。

冬用のシュラフが欲しい方は、快適使用温度が-5℃以下のシュラフがおすすめです。冬や標高の高い場所でのキャンプは、非常に寒いので、寝袋選びが命取りになります。冬用寝袋の快適使用温度は、-15度～0度を目安に選びましょう。寝袋の形状は、保温性が高いマミー型がおすすめです。

一般的な平地のキャンプなら、快適温度をチェックしてシュラフを選びましょう。キャンプにおいての睡眠の阻害要因は、寒さです。しっかり快適に眠れるシュラフであれば、マミー型や封筒型などお好みのタイプを選びましょう。

登山用で使う方は、快適温度をチェックして氷点下にも耐えられるシュラフを選ぶ必要があります。標高が高い山は、非常に気温が下がるため、快適温度よりも-5℃余裕を持たせるのがおすすめです。また、ザックの中に収納するので、コンパクトに収納できて、なおかつ保温性能も高いマミー型のダウンシュラフが人気ですよ。

車中泊で使用する方は、一般的なキャンプと同様に快適温度をチェックしてシュラフを選びましょう。車内は、テントよりも快適なので、そこまで高スペックなシュラフではなくても十分眠れます。

身長に合わせてシュラフのサイズをチェックしましょう。一般的にシュラフのサイズは、大きく分けてロングサイズ・レギュラーサイズ・ショートサイズの3種類があります。ロングサイズは195cm以下、レギュラーサイズは180cm以下、ショートサイズは165cm以下の方向けです。

大きすぎると隙間ができて寒いので、フィット感があるものがおすすめです。よく寝返りをうつ方や寝相がよくない方は、ゆったりサイズの方が寝心地がいいのでおすすめです。

初心者におすすめする3シーズン用の寝袋の相場は、5,000〜15,000円くらいです。ただし、中綿の素材によって価格が大きく違うので、一概には言えません。どのくらいの頻度で使うのか、どんなシーンで使うのかによっても最適なシュラフが違います。

安すぎるシュラフは重い・耐久性が低いなどのデメリットがあります。しかし、高スペックなダウンシュラフは30,000円以上するため、しっかりと用途を見極めてから購入するのをおすすめします。初心者の方は、5,000～15,000円の化繊のシュラフがおすすめです。

モンベルは、アウトドアに関する商品の開発や販売を行っているアウトドア総合メーカーです。モンベル製品専門のショップを国内外で展開しており、イベント運営企画や保険業まで幅広く手掛けています。

モンベルのシュラフは、伸縮率が高くシュラフ内で寝返りを打ちたい方も窮屈に感じません。また、隙間を埋めるように体にフィットするため保温力に優れており、快適な寝心地を提供します。

ロゴスは、もともと船具メーカーだった日本のアウトドア用品メーカーです。以前は高価格だったアウトドア製品ですが、ロゴスは安価で高性能の商品を展開することで人気を獲得しました。デザイン性が高いアイテムが多く、さらにはリーズナブルなアイテムが多いのが特徴です。

ロゴスの寝袋は、ラインナップが豊富でファミリーサイズ・4シーズン対応タイプなど、機能面で優れた商品がたくさんあります。初心者にも扱いやすく、洗濯機で丸洗いできる点も人気のポイントです。

ナンガは、シュラフやダウンジャケットなど、登山向けのアパレルを生産している羽毛商品メーカーです。「ナンガ」の社名は、世界で9番目の高さを誇るヒマラヤ山脈の「ナンガ・パルバット」に由来しています。

ナンガのシュラフは、丈夫で保温性に優れたダウンを取り入れています。独自の立体構造を使い、軽量化を図りつつ足元を寒く感じさせない工夫が施されており、使い勝手を重視しています。

寝袋の洗濯頻度は、一般的に30~50回程度の使用ごとが目安と言われています。しかし、薄着で寝袋を使用する夏場は、皮脂が付着し安く悪臭や保温性低下の原因になるため、もう少し早めに洗濯するのがおすすめです。

化学繊維の寝袋は、洗濯ネットに入れて中性洗剤を使って洗濯機で洗えるものが多いです。ダウンの寝袋は、湯船の中で専用洗剤を使って押し洗いし、中まで完全に乾かすために風通しのいい日陰で7日ほど干しっぱなしにします。寝袋を洗う際は、事前に洗濯表示マークをよく確認してから洗濯してください。

いかがでしたでしょうか。せっかくシュラフを購入するなら、できるだけ快適に過ごしたいものです。今回ご紹介したポイントを確認しながら、ぜひ自分に最適なシュラフを見つけて、快適なキャンプを楽しみましょう。