アメニティドームテントがおすすめ｜ヴォールトとどっちがいい？【スノーピーク】

キャンプでのテントの設営は初心者にとって大変な作業です。キャンプデビューしたくても、うまくテントが設営できるか不安な方は多いでしょう。

そんなキャンプ初心者の方にはスノーピークのアメニティドームがおすすめです。初心者の方でも簡単に設営できるように設計されているうえ、品質が高くて長く使用できるテントです。また、高級なスノーピークの商品の中ではコスパがいいのも魅力ですよ。

本記事では初心者にアメニティドームがおすすめな理由・おすすめのサイズをご紹介します。また、アメニティドームのデメリット・同じスノーピークのテント「ヴォールト」との違いについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

スノーピークのキャンプ用品は高品質ゆえに価格が高いため、手が出しにくい方は多いでしょう。しかし、アメニティドームに関しては、キャンプ初心者向けのエントリーモデルのため価格が低く設定されています。

なお、価格がリーズナブルだからといってスノーピークの他のテントよりも品質が低いわけではありません。テントの耐水圧や耐風性は抜群で、付属のポールはしなやかで強度があります。品質を落とさずに初心者でも手が届く価格なのが、アメニティドームの魅力です。

キャンプを思う存分楽しむには、テントの設営に時間を取られないことが大切です。アメニティドームなら設営が簡単なので、初心者でも30分あれば組み立てられます。とても簡単なので1度組み立てれば2回目以降は直感的に設営できますよ。

簡単な理由は、ポールとインナーテントのタグが同じ色になっているからです。オレンジのポールはオレンジのタグへ、緑のポールは緑のタグへ通せばインナーテントが完成します。色分けによって間違えることなく、スムーズに組み立てられますね。

アメニティドームはコンパクトなサイズ感ながら中は広々としており、大人2人+子ども2人ならMサイズでも余裕がある広さです。天井にはランタンをかけられるフック、サイドには寝るときに眼鏡やスマホをしまえるポケットが2か所あります。

また、広い前室がとても快適と評判が高いです。別売りのアップライトポールを使って前室を開けばタープ代わりになります。寝るときは閉めて荷物置き場にすれば、テント内を広々使えます。

アメニティドームは風を通しやすくするため、テント高を低くし、丸みのあるシルエットに設計されています。そのため、多少風が強い日でも煽られないのがメリットです。

また、耐水圧は1800mmミニマムというスノーピーク独自の表記です。耐水圧については多くのメーカーが生地を計測した平均値を記載しているのに対し、スノーピークはどこを計測しても最低ラインが1800mmなのがすごいところ。実際に使っている方で、「雨の中でも雨漏りしなかった」との声は多く聞かれます。

通気性の良さもアメニティドームの魅力です。インナーテントは前後だけでなく天井もメッシュになっています。そのため、テント内の通気性は抜群で、熱気や湿気がこもらず快適に眠ることができますよ。

そして、暑い日にはあえてフライシートをかぶせずにインナーテントのみで使用すると、とても涼しく過ごせるのでおすすめです。さらに、タープの下にテントを設置する「カンガルースタイル」で日差しを抑えれば、快適なキャンプになること間違いなしですね。

スノーピークの商品は長く使えるよう丈夫に作られていますが、外で使用するものなので破損してしまわないかが心配ですよね。破損した場合でもしっかり対応してくれると、アフターサービスにおいて高い評価を得ています。

「自社の製品の品質に責任を持つ」という精神から、スノーピークはすべての製品に保証書をつけていません。壊れたら気軽に修理を依頼できる上、スピーディーに対応してくれます。なお、製造上の欠陥が原因の場合は無料で修理・交換が可能です。

スノーピークは有償でテント乾燥サービスを提供しています。テント乾燥サービスの一般的な相場は、フライシートとインナーテントのみで1～2万円程度。一方、スノーピークのテント乾燥サービスを利用する場合、アメニティドームなら5,500円と非常に良心的です。

アメニティドームの高さはMサイズで150cm、一番大きいLサイズで165cmです。大人はテント内で立ったまま作業できないので、その点は不便に感じるかもしれません。

ただし、アメニティドームは最低限の高さに抑えることで風を逃せるように設計されています。この作りによって倒壊する可能性が低くなり、風の強い夜も安心して眠れます。また、高さがない分タープとも組み合わせやすく、汎用性が高いのは魅力的な点です。

アメニティドームはとても人気で、キャンプ好きなら知らない方はいないでしょう。そのため、同じサイト内にアメニティドームがいくつも立っていることは珍しくありません。「できるだけ周りと被りたくない」と思う方にとってはマイナスに感じる点です。

とは言え、多くの人が使っているのはアメニティドームが優れているからなので、被ることを残念がる必要はありません。周囲と同じテントでも、自分なりの素敵なコーディネートでキャンプを楽しむこともできますよ。

アメニティドームの前室は開くとリビングスペースとして活用できます。少人数であればここにテーブルと椅子を置いて日差しをよけながらくつろげます。しかし、この使い方をするには別売りのアップライトポールが必要。

前室を活用するには手に入れたいものですが、ポール・ロープ・ベグのセットで税込5,830円と価格が安くはないところが難点です。そのためポールの購入をあきらめたり、別メーカーのポールで代替したりする方もいるようです。

スノーピークは2023年4月に、新商品としてアメニティドームのアイボリーカラーを発売しました。見るからにクールな印象のカラーリングで、暑い時期にぴったり。サイズ展開はS・Mの2つで、ソロ・ファミリーのどちらの層にも適応しやすいです。ぜひチェックしましょう。

2つとも設営自体は難しくないのですが、ヴォールトは自立しないかまぼご型のため、ペグ（杭）打ち本数が多いことが大変なポイントです。初心者であれば設営に1時間程見ておいた方がいいでしょう。その点、アメニティドームはポールで自立するので、少ないペグ打ちで済み短時間で設営できます。

また、ヴォールトの場合、テントの位置を変えるには一度ペグを抜かなければならないため手間がかかります。アメニティドームならインナーテントを組み立てた後でも位置をずらしたいときに簡単に移動できるのがメリットです。

アメニティドームの魅力やデメリット、ヴォールトとの比較などをご紹介しました。キャンプ初心者でも簡単に設営でき、永久保証のスノーピークなので長く使えて安心です。ぜひアメニティドームで初めてのキャンプを楽しみましょう！