【高品質でお手軽な値段】エントリーモデルのテントおすすめ5選

アウトドアグッズでまず気になるものと言えば、アウトドアを快適に過ごすためのテントやタープ。特にキャンプなどのアウトドアでは、テントの中でくつろぐ時間が長くなります。だからこそ、テントは快適で居心地のいいものを選びたいところです。

ところが、テントの種類はアウトドアの目的やニーズに応じて数多くのラインナップが展開されているため、一体どのテントを選べばいいのか迷ってしまいやすいです。単純に高額なテントなら居住性は快適かと言うと決してそうではなく、実はヒマラヤ登山向けのテントだということもあります。

今回は、初めてのテント選びにおすすめな、エントリーモデルのテントを徹底解説いたします。テント選びで失敗しないコツや、選び方のポイントまで、知って得する情報満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

テントとタープは、両方ともキャンプ場などで居住スペースの役割を果たすアウトドアグッズです。タープは設営が簡単で値段が手頃なものが多い一方で、テントに出来てタープに出来ないことがあるのをご存じでしょうか。

テントに出来てタープに出来ないことは、主に3つあります。それは雨風をしのげること・耐水性が高く雨漏りしにくいこと・寝床や着替えなどに使えるプライベートスペースとして活用できることです。テントは何と言っても、いざという時に頼りになるアウトドアの心強い味方だということが、最大の魅力です。

エントリーモデルと聞くと、どうしても初心者向けというイメージを想像してしまうのではないでしょうか。実はテントのエントリーモデルは、アウトドアグッズを手掛ける会社が「もっとキャンプの楽しさを気軽に知ってほしい！」という思いを込めて、高品質なテントがお値打ち価格で手に入ることが多いのです。

そのためエントリーモデルと銘打ったテントであっても、意外と機能性が高くて使いやすいことから、ベテランキャンパーにも愛用者が少なくないです。だからこそ、初めてテントを選ぶときはエントリーモデルのテントが断然おすすめです。

ここからは、テントのエントリーモデルを選ぶときのポイントを解説いたします。アウトドアを快適に過ごすヒントがここにありますので、ぜひ参考にしてください。

テントを選ぶ時にまず考えたいのが、何人用のテントを選ぶかについて。人数に対してテントが狭いと、狭くて人が入りきらなくなるのはもちろんのこと、逆に広すぎるテントは設営が大変だというデメリットもあります。

しかし中には、何人用のテントなのか記載されていない商品もあります。目安としては、大人1人分の寝るスペースは55×180cmがJIS規格サイズとなっています。これを基準に寝るスペースを割り算して、何人用のテントなのかを考える参考にしてください。

テントには大きく2種類、自立式と非自立式テントがあります。エントリーモデルの中でおすすめなのは、やっぱり設営が簡単な自立式テントです。加えて、設営方法がポップアップ式やワンタッチ式だと、簡単操作であっという間にテントの設営が完了するので非常に便利です。

一方で、非自立式テントを選ぶ場合、設営にはコツが必要になるので注意が必要です。非自立式を設営する場合、テントを固定するペグの打ち込み方やロープで張り縄をする向きにコツがいります。非自立式のテントを購入する場合、事前に設営のコツを予習しておくか、ベテランキャンパーと一緒に設営を行いましょう。

また、購入したテントの設営手順に慣れていないと、キャンプ当日の設営にかなり時間を要してしまうことも。初めて使うテントは、なるべく事前に自宅の庭や公園などで実際に設営して、しっかり手順を確認しておきましょう。

アウトドアには、急な天候不良のハプニングが付きものです。だからこそ、いざという時の頼りであるテントは機能性・耐久性がしっかりしたものを選びましょう。中でも特に注目したいスペックは、ポールの強度・耐水性・難燃性などです。

テントを支えるポールの強度がしっかりしていると、急な天候不良に見舞われてもテントが潰れる心配がありません。また耐水圧のスペックは1500mmあると、強い雨に耐えられるとされています。テントが燃えにくい素材で出来ていると、焚火の火の粉が付着しても、テントが焦げて穴が空くアクシデントを防げます。

しかし、なるべくスペックの高いテントを購入しようとして、耐水圧が過度に高いモデルを選ぶのはおすすめ出来ません。耐水圧が高過ぎるとテントの通気性が悪くなり、冬のキャンプでは結露しやすく、夏のキャンプでは蒸し暑くなります。

一方、耐水圧の高い素材でできたテントも、ベンチレーション(通気口)が付いているテントなら通気性がよくて快適に過ごせますので、選ぶときにチェックしましょう。

登山キャンプにテントを持って行こうと思ってテントを購入したら、商品が届いてから実はテントの重量が10kg以上あることに気付いたというケースもあります。設営が簡単なテントは、重たい場合が多い点に注意しましょう。

また、キャンプ場に向かう際の交通手段に車を使う場合も、注意が必要です。多くのアウトドアグッズは嵩張りますので、テントを含めた全ての荷物が車に積み込みきれるかは事前に一度確認しておきましょう。

実はテントに付属しているペグはアルミ製やプラスチック製であることが多く、強度の点で難があります。そのため必ず強度のしっかりしたペグとペグハンマーを別途購入しておきましょう。ベテランキャンパーには、最初から付属のペグやペグハンマーは信用せず、自分で購入したペグのみを使う方もいる位です。

また、いくらペグの強度が十分でも、ペグをしっかり深く打ち込むためのペグハンマーが無いと意味がありません。ペグはテントを安全に使う上で最も重要な要ですので、丈夫なペグとペグハンマーを準備しておくのはキャンパーの責任だと言えるでしょう。ランク王ではおすすめペグ・ペグハンマーもご紹介していますので、是非そちらもチェックしてください。

テントの種類によって機能性や見た目が違うのはもちろんのこと、それぞれのテントで出来ること・便利なこと・快適なことも違ってきます。ここからは、そんな個性溢れるテントを4つに分けてご紹介します。

やはり王道にして主流と言えば、このドーム型テント。その魅力は本体の軽量さと収納時のコンパクトさ、そして構造がシンプルなため設営が簡単だということです。また、丸みを帯びた天井のテントですので、内部の空間が広くて居住性に優れているという長所もあります。

また商品のラインナップが豊富に展開されているのもドーム型テントの特徴です。そのため、探せば必ず自分のアウトドアの目的にピッタリ合うテントが見つかるでしょう。

ドームテントとタープが一体になっているのが、トンネル・ツールームテントです。リビングスペースと寝室の両方がこのテント1つで確保できるため、テントとタープの両方を持って行かなくて済み、収納の省スペースになると人気です。

今までトンネル・ツールームテントは中級者・ハイエンドモデルが中心でしたが、比較的設営の手間がかからないことから、エントリーモデルのトンネル・ツールームテントも最近は人気を集めています。

ワンポールテントは、とんがり屋根が可愛いくておしゃれだと、多くのキャンパーの人気を集めるテントです。中央を1本のポールで支えるシンプルな構造のため、収納すると軽くて持ち運びやすく、設営も扱いやすくて非常に簡単です。

また、何よりワンポールテントは、その特徴的なシルエットからキャンプ場でもしっかり目立ち、インスタ映えの観点からも非常に優秀です。屋根が傾斜型のテントなため、内部が少し狭く感じる方もいますが、女子キャンプや個性派キャンパーの間で熱心な支持を集めているのがこのワンポールテントです。

家をそのまま小さくしたような可愛い見た目と、どこかレトロで懐かしい味わいがあるロッジ型テント。ロッジ型テントの大きな特徴は、広い居住空間と、室内の快適性の高さにあります。特に快適性の点は、他のタイプのテントと比較して群を抜いて優れていると言えるでしょう。

90年代に中心となっていたタイプのテントですが、グランピングブームの影響からか、現在少しずつ人気が再燃しているテントです。

アウトドアグッズを揃えるとき、どうしても気になるのはその使用感です。どれほど他人にとっていいものであっても、自分のアクティビティやアウトドアスタイルとマッチしてくれないと意味はありません。こうしたテントの使用感が気になる方は、一度レンタルで試してみることをおすすすめします。

実際にアウトドアで使ってみると、自分たちの身長に対して居住性はどのくらい快適なのかが分かり、「もっとこういう機能が欲しいな」という発見が生まれて、より自分にピッタリのテントを探すことができます。レンタルを活用することで、あなたにとって最高のテントと出会うチャンスが見つかるでしょう。

キャンプにはさまざまなアクティビティや楽しみがありますが、意外とテントで過ごす時間は長いです。だからこそ、自分たちのアクティビティに合うテントを選ぶことが、キャンプを最高の思い出にする鍵です。快適で過ごしやすいテントを選ぶことで、大切なアウトドアの時間を思いっきり満喫しましょう！