ウルトラライト（UL）テントのおすすめ5選｜ダブルウォール・2人用も

キャンプにはテントが欠かせませんが、重い上にかさばるなど、困ることもありますよね。特にソロキャンパーにとって、大きく重いテントは不自由する場面が多々あるかと思います。

しかし軽量テントの需要が高い現在、実は重量が1kgに満たないテントも販売されているのです。これは「ウルトラライトテント」と呼ばれ、軽量かつコンパクトなサイズ感が1人キャンプに適していると話題になっています。

この記事では「ウルトラライトテント」の特徴と利便性、選び方などについて解説したうえで、おすすめの商品を5つに厳選して紹介します。ぜひチェックしてみてください。

ウルトラライトテントの大きな魅力はその”軽さ”です。テント本来の性能を保ちつつ、コンパクトな収納サイズと1kg以下の軽量さを実現した優れものです。

多くのウルトラライトテントは山岳などの過酷な状況下での使用が想定されているため、防水性・通気性・耐風性に優れているだけでなく、狭い場所での設営も考慮された設計になっています。軽いだけでない高機能性が注目を浴びる理由なのです。

軽量性・携帯性を重視しているため、室内は狭くなっていますが、1人で使う場合には問題は何もありません。機能性を備え、かつ軽量・コンパクトであることがソロキャンパーから人気の理由です。

ソロキャンプを行う人にとって、ウルトラライトテントは最高のテントです。多くのソロキャンパーは1人でキャンプ場や山に出向き、自然の中での生活を楽しむことを目的としています。

1人で自然を楽しむために重視すべきことは快適性です。ウルトラライトテントは前述の通り過酷な状況下での使用を想定しているために機能性が高いです。快適なテントでデトックスすることができます。小さく携帯性も高いので、キャンプ場で楽しみたい娯楽品も多く詰め込むことができるでしょう。

登山やハイキングでテントを使用する人にも、ウルトラライトテントがおすすめできます。登山などで長時間歩行を続ける場合、重いテントやかさばる大きなテントでは負担が大きくなってしまいます。

登山やハイキングを楽しむためにも、軽量でコンパクトに持ち運びができるウルトラライトテントを使用しましょう。体への負担を減らし、機能性の高いテントでゆっくり休んで次の日に向かってください。

ツーリングでテント泊を行う人にも、コンパクトで軽量なウルトラライトテントがおすすめです。というのも、バイクや自転車での移動では持ち運べる荷物が限られてしまうからです。

ウルトラライトテントは軽量かつコンパクトであるため、携帯性が優れています。重い荷物で生じる体の疲労が抑えられるうえに、ツーリングの際に他の荷物を圧迫することなく持ち運ぶことができます。

外側のフライシートという、インナーテントのカバーの役割を果たすシートがついていないテントのことをシングルウォールテント、これがついているものをダブルウォールテントと言います。

シングルウォールテントはシートがない分軽量ですが、前室を作ることができないうえに結露しやすいという欠点があります。一方のダブルウォールテントはシングルに比べ重さがありますが、室内の温度を上がりにくくする効果の他に高い耐水性による雨対策効果、結露防止効果などがあり快適です。

テントに軽量性を求めるのであればシングルウォールテントを、快適性を求めるのであればダブルウォールテントを選びましょう。ただ、過酷なテント泊が見込まれる場合にはより安全なダブルウォールを使用することをおすすめします。

テントには3シーズンモデルという春〜秋まで対応のモデルと、4シーズンモデルという1年中使うことができるモデルがあります。それぞれ特徴が異なるので購入前によくチェックしましょう。

3シーズンモデルは通気性と防水性が高く軽量という特徴があり、4シーズンモデルは保温性と防風性が高いが少し重いという特徴を持っています。自分の使うシーズンに合わせて、機能を比較して選ぶ必要があります。

春〜秋をメインにテントを利用する人は、3シーズンモデルにオプションとして冬用フライシートを併用することもできます。テントを利用する時期と頻度を考慮して、購入するテントのモデルを考えてみてください。

ウルトラライトテントの最大の特徴はその軽さですが、耐久性や遮蔽生といった機能面も大事です。基本的に、耐久性や遮蔽生の優れたものほど重量が重くなっていきます。

使用する環境にもよりますが耐久性・遮蔽生を優先するのか、それとも軽さを重視するのかについては人それぞれです。どこに比重をおくかを考え、自分に合ったバランスのウルトラライトテントを見つけましょう。

また、使用頻度が高い人は耐久性の高いテントをおすすめします。逆に、使用頻度が低ければ価格を優先することも1つの考えです。耐久性と価格は比例関係にあるので、予算の兼ね合いで妥協点を見つけてください。

ウルトラライトテントを購入する際は、使用する人数もチェックしてください。サイズが合わないウルトラライトテントを購入してしまうと、快適に過ごせなくなってしまいます。商品によって2人用・ソロ用と使用人数の目安が記載されていますので、ぜひ参考にしてください。

『テラノバ』はイギリスのトップギアメーカーで、多くの登山家から指示を受けています。独自に展開しているクロージングブランドは高い評価を受けていて、過酷な状況下でも身体を保護できる商品を25年以上開発し続けています。

『テラノバ』が2010年に発売したウルトラライトテントは世界一軽いテントとしてギネスに登録されました。独自のクロージングを採用し、軽さを重視したテントが多く展開されているブランドです。

『MSR』はアメリカで創業されたアウトドアブランドで、安全性と信頼性に優れた商品を展開していて、多くの愛好家が納得する品質となっています。またデザインのいい商品も多く、支持するアウトドアマンも多いです。

『MSR』のウルトラライトテントには軽量で強固なカーボンポールを採用しています。コンパクトながらその安定感は信頼あるブランドならではです。

『ゼログラム』は韓国発祥のアウトドアブランドで、人が自然に入る影響を限りなくゼロにしたいという思いから生まれました。そのコンセプトとスペックから多くのハイカーや登山家に愛されています。

『ゼログラム』はウルトラライトテントに特化したテントの展開を行なっています。そのテントにはモノフィラメントという耐摩耗性に優れた特殊な素材が採用されていたり、カラーが独特であったりと独自性があります。

ウルトラライトテントの魅力について紹介してきました。こちらを参考に自分に合ったウルトラライトテントを見つけて、ソロでのアウトドアをより充実したものにしてください。