カヤックパドルのおすすめ5選！パドルで変わる？カーボン製など素材ごとの特徴も紹介

カヤックのパドルにも種類があり、素材や長さでも操作性が変わります。自分にとって使いやすいもはもちろんですが、フィールドやカヤックのタイプに合っているかも重要です。さらに、安全・快適にカヤックを楽しむためにも、ポイントを押さえたパドル選びが求められます。

モンベルやマーシャルなどのアウトドアブランドからも発売されていますが、メーカーによって種類や特長も実にさまざまです。種類が多いと、何を基準に選べばいいか迷ってしまいます。

そこで、この記事ではカヤックパドルの選び方を紹介します。記事の最後には、カヤックパドルの漕ぎ方も紹介するので、ぜひ最後まで読んでアウトドアライフに役立ててください。

カヤックもカヌーもパドルを使い水上を漕いで移動するのは同じですが、カヤックパドルとカヌーパドルでは形状が異なります。カヤックパドルとカヌーパドルの違いは、パドル先端のブレードです。

カヤックパドルはパドル先端の両側にブレードがある「ダブルブレードパドル」、カヌーパドルはパドル先端の片方だけにブレードがある「シングルブレードパドル」となっています。カヤックパドルを購入する際は、先端の両側にブレードがあるダブルブレードパドルを選びましょう。

カヤックパドルは、身長に合わせて選ぶのが一般的です。平均的な長さである220〜240cmを目安に、自分の身長に合わせて長さを見極めましょう。平均よりも身長が高い方は少し長めのもの、身長が低い方や子供が使う場合は短めはおすすめです。

また、長さ以外にパドルの横幅にも注目しましょう。短めのパドルを選ぶ際は、幅が広いと抵抗が大きくなり漕ぎづらいと感じる可能性があります。長さと幅もチェックしながら、最適なパドルを選んでください。

海や湖など流れが穏やかなフィールドでは、長距離移動が多くなる傾向が見られます。海や湖で使用する前提がある場合は、長時間漕ぎ続けるシーンを想定して軽くて扱いやすいパドルを選びましょう。

軽さとしなやかさを兼ね備えた素材がおすすめです。また、長距離移動ではパドルの幅にも注目しましょう。幅が広いほど水の抵抗が強くなるため、幅が細いナローブレードが向いています。

カヤックパドルは、素材で価格が変わってきます。コスパ重視で選びたい方はプラスチック製やアルミ製がおすすめです。操作性を重視して選びたいのであれば、軽量なカーボン、軽量で耐久性も求める方にはグラスファイバー製をおすすめします。

WERNER（ワーナー）は、40年以上の長い歴史を持つアメリカの老舗ブランドです。素材にグラスファイバーを使用しているため、軽くて漕ぎやすく体に負担がかかりません。初心者にも扱いやすいナローブレードもあります。

全体的に価格は少し高めですが、軽量性・耐久性・操作性を重視したい方におすすめです。長く使えるので、初心者から上質なパドルを使いレベルアップを目指したい方にも向いています。

モンベルは、1975年に大阪で誕生した日本のアウトドアブランドです。機能性・デザイン性の高い商品に定評があり、コスパがいいので手軽に購入できるのも魅力と言えます。カヤックパドルは、素材やサイズも幅広いラインナップです。

子供用のプラスチック製から、アルミ・カーボン・グラスファイバーまで素材も豊富に揃います。長さも190cm～235cmと身長に合わせて最適なパドルを選べるのもポイントです。

マーシャス(MARSYAS)は、株式会社スター商事が手がけるオリジナルブランドで、日本のフィールドに合わせてさまざまな商品を展開しています。グラスファイバーやフルカーボンなど、上質な素材を使用しているのに手が届きやすい価格帯も魅力です。

軽くて漕ぎやすいので、海や湖などちょ距離移動にも適しています。上質なパドルが10,000円台から手に入るので、コスパで選びたい方にもおすすめです。

カヤックパドルは、順手で握り肘が90°になる幅を目安に位置を決めると漕ぎやすくなります。漕ぐときは力を入れず、肘を伸ばし前方を意識して、ブレード部分のみを水に入れていきましょう。

ブレードを水に入れたらすぐには上げず、長めに水を捉えるようにするとスムーズに進みます。漕ぎ切ったらブレードを上げ、左右交互に同じ要領で漕ぐのがポイントです。漕ぐときブレードが寝ていると水を捉えきれないので、立てながら30°くらいの角度を目安にしてください。

初めは力みがちですが、力は不要です。また、体を使って漕ごうとするとバランスを崩しやすいので、パドルで水を捉え抵抗を利用しながら、優しく漕ぐのがコツです。

カヤックパドルは、長さや素材で使い勝手が変わってきます。長さは自分の身長に合わせ、素材はフィールドや用途に合わせるのがおすすめです。迷ったときは、この記事で紹介した選び方を参考にしながら、お気に入りのカヤックパドルを手に入れましょう。