折りたたみ式トレッキングポールのおすすめ10選！使い方もご紹介！

歩行をサポートしてくれるトレッキングポールは、登山や日常的な散歩にもあると便利です。しかし、トレッキングポールには折りたたみ式・伸縮式があり、どちらがいいか迷っている方も多いですよね。

折りたたみ式のトレッキングポールは、軽量でコンパクトにまとまるので持ち運びに便利です。ただし、メンテナンスしづらいなどのデメリットもあるので注意が必要です。また、アルミ・カーボンなどの素材・ロック方法・機能性などをチェックして選ぶとより使いやすくなります。

そこで、本記事では折りたたみ式トレッキングポールのメリット・デメリット、選び方、おすすめ商品を紹介します。また、モンベル・レキなどの人気商品、トレッキングポールの使い方についても詳しく紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

折りたたみ式は、1本1秒程度で展開が早くすぐに使用できるのが特徴です。伸縮式と比較しても、折りたたみ式の方が素早くトレッキングポールを出し入れできます。そのため、頻繁に出し入れして使用する方に便利です。

折りたたみ式のトレッキングポールは収納長が短いため、持ち運びに便利です。伸縮式と比較すると、およそ3分の2程度の収納長になります。また、折りたたみ式は収納袋が付いているものが多いので、コンパクトに収納できるのもメリットです。

折りたたみ式は、伸縮式と比較して軽量なモデルが多いのが魅力です。固定用のパーツなどが伸縮式よりも少ないため、軽量を実現しています。ただし、固定レバーがグリップ近くにあると、実際の重量より重みを感じる場合があります。

折りたたみ式のトレッキングポールは、メンテナンスしづらいのがデメリットです。内部が紐で繋がっていて、伸縮式のように完全にばらせません。また、雨などで水が内部に入ってしまうと、完全に乾かすのに時間が必要です。メンテナンスしやすさで選ぶなら、伸縮式がおすすめです。

折りたたみ式は、曲げることに対して耐久性が低いです。シャフト内の接続部分が短いため、強力な力が入ってしまうと折れてしまう場合もあります。ただし、普通に使用していれば、曲げるような使い方をしないので問題はありません。また、縦方向の耐久性は、伸縮式と変わりありません。

折りたたみ式は、伸縮式と比べて値段が高いものが多いのがデメリットです。折りたたみ式は、カーボン素材をシャフト部分に使用したものが多く、軽量で強いメリットがある一方で、価格が高価にあるのがデメリットです。

カーボン製のトレッキングポールは、超軽量で腕への負担が少ないのが特徴です。軽くてしなやかな素材なので、腕への衝撃を吸収し、体をしっかりと支えてくれます。

また、カーボン製は価格が高い傾向にあります。さらに、岩などにぶつけるなど外部からの衝撃が一点にかかってしまうと、折れたり凹んでしまったりする可能性があるので、使い方に注意が必要です。

安い価格で選ぶなら、アルミ製のトレッキングポールがおすすめです。アルミ製は軽量で耐久性が高いため、安定した移動ができます。また、多少の凹みなどであれば、元に戻せるのもメリットです。

ただし、カーボン製と比較すると重いため、長時間使用する場合は腕に負担に感じてしまう場合があります。そのため、長時間の登山などで使用するなら、カーボン製がおすすめです。

スクリュータイプは、安い価格で手に入るのが特徴です。シャフトを回して長さを調節と固定をおこなう昔ながらのロック方法です。構造がシンプルで使いやすく、販売数も多いため安い価格で手に入ります。

レバータイプは、長さ調節が簡単なのが特徴です。ワンタッチでロックができるため、力の弱い女性でも簡単に扱えます。手袋をつけたままでも、素早く長さ調節がおこなえるので、手軽に使いたい方におすすめです。

ピンロックタイプは、コンパクトに収納できるのが特徴です。シャフトを伸縮させ、ピンで固定するので、コンパクトにまとめられます。操作が簡単で軽量なので、持ち運びに便利です。ただし、強度が弱く、長さ調節に対応していないモデルもあるので注意が必要です。

トレッキングポールを選ぶ際は、アンチショック機能の有無を確認しましょう。アンチショック機能とは、ポールを地面についたときに衝撃を吸収してくれるシステムです。シャフト内のスプリングに内蔵されていて、手首の痛みや負担を緩和してくれます。

特に、アルミ製のポールはアンチショック機能付きを選ぶのがおすすめです。アルミ製は手首や腕にに負担がかかる場合が多いので、デメリットをカバーしてくれます。また、長時間の登山などもアンチショック機能があると楽に登れます。

トレッキングポールは、必要な長さのものを選びましょう。グリップを握った際、ポールが地面に垂直になるように立てて使用します。また、肘の角度は直角よりやや広め、手の位置が肘より下になる程度が必要な長さです。さらに、長さ調節できるものが、登り・下りの際に便利です。

トレッキングポールの使用本数は、場合によっては1本だけでもOKです。平坦な道を散歩したり、ゆるやかな山道で散歩したりする程度であれば、1本でも十分機能します。また、1本で販売されているモデルもあります。

ただし、体のバランスに不安がある場合や、長時間の山登りなどは、2本のポールを使うのがおすすめです。2本ポールがあるとリズム・体のバランスがとりやすくなります。ぜひ使用用途に合わせて使いやすい本数を選びましょう。

mont-bell（モンベル）は、さまざまな登山用品を扱っている人気アウトドアブランドです。アルミ・カーボン製などの素材・サイズ・機能など、トレッキングポールの種類が豊富なのが魅力です。

モンベルでも特におすすめなのが「U.L.フォールディングポール」です。サイズも120cm・113cm・105cm・100cmの4種類展開されていて、レディース・メンズともに使いやすくなっています。軽量でコンパクトに収納でき、組み立ても簡単設計なのが嬉しいポイントです。

シナノは、創業100年以上の老舗日本メーカーです。日本人に合ったトレッキングポールが多数販売されています。軽量でコンパクトに収納できる折りたたみ式の製品が多数展開されていて、使いやすいトレッキングポールが見つかります。

中でも、おすすめなのが「フォールダーTWIST 125」です。約230gと超軽量のカーボン製で、腕への負担が少ないのが特徴です。収納袋付きで、折りたたみ時は約37cmとコンパクトになります。お値段はお高めですが、長く使えるトレッキングポールをお探しの方におすすめです。

レキは、ドイツの世界的なポールメーカーです。登山家が雪山を歩くときにも使われている本格的なトレッキングポールが多数販売されています。中でも人気なのが「ブラックシリーズ FX カーボン」です。

三段の折りたたみ式で、シャフトには軽量なカーボン素材を使用しています。ブラックのボディにリアルコルク・グリップ仕様で、洗練されたデザインが魅力です。組み立て・収納時はポールの持ち手を引っ張るだけの簡単操作なのも使いやすいポイントです。

トレッキングポールを上手に使用するために、正しい使い方をチェックしましょう。今回は、登山などを想定して、登りの使い方・下りの使い方・平地の使い方について紹介します。

【登りの使い方】

1. ポールの長さを肩よりやや短めに調節する
2. 歩幅は狭く、ポールで推進する
3. ポールは反対側の足を踏み出すタイミングで、かかとの延長線上につく

 【下りの使い方】

1. ポールはやや長めに持つ
2. ポールは反対側の足を踏み出すタイミングで、かかとの延長線上につく
3. ポールを軽くつきながら、足裏全体で静かに着地する
4. 歩幅は平地の半分以下にする
5. 重心を意識してポールに体重を預けない

【平地の使い方】

1. 肘を直角に曲げた長さの位置でポールを持つ
2. 視線はやや前方をみて歩く
3. ポールは反対側の足を踏み出すタイミングで、かかとの延長線上につく
4. 歩幅は狭く、一定のリズムで歩く

折りたたみ式のトレッキングポールは、モンベル・レキ・シナノなどの人気メーカーで、さまざまな商品が販売されています。ぜひ本記事の選び方、おすすめ商品を参考に使いやすいトレッキングポールを見つけて、登山をより快適に楽しみましょう。