船外機のおすすめ10選！ヤマハ・スズキ・トーハツなど人気メーカーの製品を紹介！

船外機はボートフィッシングなどで大活躍するアイテムで、手こぎよりもはるかに効率的にフィールドを回れるようになります。自分でボートが運転できるようになればボートフィッシングが今よりもっと楽しくなるはずです。

しかし、「ボートの運転には船舶免許が必要なのか」や「メーカーによってさまざまな仕様が出ているため何を選べばいいかわからない」などの声も多く聞かれます。実際、船外機があっても船舶免許がなくて使えなかったら困ってしまいますよね。

そこで、今回は船舶免許がなくても乗れる船外機や、ヤマハ・スズキ・トーハツなど人気メーカーの船外機のおすすめを紹介していきます。どの点に注目して船外機を選べばいいかも紹介していくので、購入を考えている方は是非参考にしてみてください。

2ストロークと4ストロークとはエンジンの燃焼方式の違いです。2馬力の船外機ではマーキュリーMT2Mだけが2ストロークのモデルで、他の製品は4ストロークです。

以前は2ストロークがメインでしたが、現在は4ストロークが市場の中心です。2ストロークは、環境に負荷がかかり、燃費が悪く駆動音が大きいので需要は減少傾向にあります。一方、4ストロークは燃料コストが低くアイドリングの時も静かです。

水冷式はエンジン内部を海水などの外部からの液体で冷却を行う方法で、エンジン内部に海水を循環させるため、塩害対策として使用後に洗浄が必要になります。さらに、水を引き上げるインペラ交換も必要です。手間はかかりますが、エンジン音が静かで静粛性を求める方におすすめです。

空冷式はエンジン内部の熱を外からの空気を利用して排熱する方式です。空冷式なので冷却経路の洗浄は必要なく、もちろん交換部品もありませんので手間がかからないものを探している方におすすめです。しかし、静粛性は水冷式の方が静かです。

バッテリー駆動のエレキの推進力はLbs（ポンド）で表記される場合が多く、現行機のほとんどが120ポンド以下です。

120ポンドが2馬力・1.5kWと換算されるのでほとんどが免許なしで乗れる推進力です。バッテリー駆動のエレキを購入する方で免許がない方は、推進力をチェックしましょう。

船を操作するには車と同様に免許が必要です。しかし、ボートの全長が3ｍ未満で最高出力が1.5kW未満・2馬力以下の船外機を組み合わせれば免許は不要です。船外機の推進力・馬力と、ボートのサイズをチェックしておく必要があります。

船舶免許の有無・どのレベルの船舶免許を持っているかで運転できる船は異なります。免許を持っていない場合は、免許不要の船外機と全長が短い免許不要艇を選びましょう。

船外機の寿命は一般的に15年程度で普通の自動車と同じ程度とも言われます。しかし、使用場所が海であり自動車よりも過酷な環境で使用しているのでメンテナンスの有無で寿命は変化します。

船外機を長持ちさせるには日頃のメンテナンスが最も大事です。自分でできるメンテナンス以外にメーカーメンテナンスも有効なので、住んでいる地域にあるメーカーを選ぶと安心です。部品調達や出張費にお金や時間がかかりにくくなります。

船外機を購入する際に気になる価格は、各メーカーで提示している価格表でチェックできます。価格表を確認しながらグレードや仕様を比較して選ぶことができます。

同じメーカー内でもかなり価格に開きがあります。しかし、サイズや重量、始動方式や燃料タンクの大きさなど基本情報が盛り込まれているので仕様と価格が比較しやすいです。自分で決めた予算から検討してみましょう。

船外機の寿命は一般的に車の10万kmが船外機1000hrと言われています。使用頻度や使用方法・メンテナンスの頻度により船外機の寿命は左右されます。

メンテナンスをおろそかにして乱暴に扱ったり運転したりすれば寿命は縮まってしまいます。しかも使用環境が水の中・海など過酷な条件なので車よりもこまめなメンテナンスや修理が必要です。使用後にしっかり洗って塩対策をしたり、長期間放置しないなども寿命を延ばすのに有効です。

ヤマハの4ストローク船外機は、2馬力から425馬力までかなり幅広いラインナップが魅力です。2～25馬力では軽量コンパクトで扱いやすいなど、馬力によって特徴が違いますので紹介します。

スズキの新艇ボートや船外機の取得から維持管理まで幅広くサポートしてくれます。スズキ4ストローク船外機DFシリーズは、量産船外機に世界で初めてEPI（電子制御燃料噴射装置）を採用しました。高性能・低燃費・静粛性・クリーンを高いレベルで実現しています。

このDFシリーズはV型4.0L　DOHC24バルブの大排気量を誇るDF300から、小型軽量のDF2まで搭載されており、どの馬力を選んでも世界に誇るこの革新の技術が搭載されているのもうれしいポイントです。

トーハツの船外機は150馬力までのモデルがあり、力強い加速と安心の信頼性で快適なボーディングが楽しめるメーカーです。また、トーハツの船外機の特徴として、ボートの着脱が容易で運搬が楽に行えるのが特徴です。さらに、部品点数が少なくシンプルな作りも特徴で、作業性に優れます。

トーハツの船外機は世界120カ国で使用されており、特に北米・欧州でマリンレジャー目的で利用されています。新興国・途上国では漁船などとしても利用され、世界で信頼を得ているメーカーであると分かります。

息継ぎ現象とは、回転数が5000rpm以上になったときにランダムに燃料が途切れるようなノッキング状態を起こす現象です。高回転になると燃料をたくさん使いますが、そのときに燃料供給が追いつかずにエンストが起きそうになるのです。

原因としてはフィルターの詰まり・燃料系への異物混入・コンピューターの異常・燃料ポンプの異常が考えられます。一般的にキャブレーター仕様の船外機でよくあるトラブルですが、異変を感じたらすぐにメンテナンスを行うのをおすすめします。

船外機を長持ちさせるにはやはり日頃のメンテナンスが最も大事です。また、使い方・運転方法にも長持ちのコツがあるので紹介します。

• 急発進・急停止しない
• スロットル全開ではなく8割程度で航行する
• 航行後は十分アイドリングしてエンジンを冷却してから停止する
• 使用後にはしっかり水洗いをする
• 長期間放置せず継続的に使用する

以上の方法でエンジンやギアへの負担を減らせるので、長持ちする傾向にあります。参考にしてください。

ボートに船外機を取り付けて釣りに出ればさらに楽しめます。船外機は各メーカーで多種類出ているので好みや使い方によって自分に合った船外機を選んでみましょう。また、2馬力の免許不要の船外機では、ローカルルールや水域の状況を地元のユーザーから情報を得て安全に使うようにしましょう。