薪割りくさびおすすめ5選｜キャンプにも！使い方は？【代用品・自作方法も紹介】

焚き火台を使ってキャンプ生活を送るなら、快適に薪を調達できるようにしたいですよね。そんな方におすすめなのが、薪割り用のくさびです。斧ではなかなか割れない太い木でも、くさびを活用すれば快適に薪作りを行えます。

くさびを使った薪割り作業は簡単そうに見えますが、やり方を間違えると火花が生じて、火傷してしまう場合もあるんです。くさびを使った薪割り作業は馴染みが薄く、どのように行えばいいかイメージできない方も多いですよね。

そこで今回は、薪割り用のくさびの概要について説明した上で、正しい使用方法についても詳しく解説します。薪割りくさびの選び方・おすすめ商品も紹介するので、薪割り初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

くさびとは先が細くなった木片・金属片であり、建築の組み立てに使われるだけでなく、薪割りでも活用される場合があります。薪割り用のくさびは、硬い木材を割れるように、耐久性に優れた鋼鉄でできているのが特徴です。

一般的に薪割りは斧を使って行うイメージがありますが、丸太が太い場合は切ってもなかなか割れません。ハンマーを使って薪割り用のくさびを打ち込むと、斧で切れない太い木材でも簡単に割れます。

2つ以上の薪割り用のくさびを有効活用すると、さらに効率的に薪割りを行えます。斧に比べてコンパクトで、持ち運びやすいのもメリットです。ただし、ハンマーで打ち込む時に手に当たる危険性があるので、手袋を身につける必要があります。

くさびがあれば斧・鉈・ナイフなどの刃物がなくても、薪割りができます。刃物のように手が切れたりしないのもメリットです。キャンプの際は、ペグハンマーと薪割り用ハンマーを兼用すると荷物も最小限になります。

固い広葉樹・節のある木・繊維質な木など、斧や鉈では割れにくい薪もくさびとハンマーで簡単に割れます。

• 安全に軽い力で薪割りが可能
• コンパクトで持ち運びに便利
• 斧や鉈で割れないような固い薪も割れる

くさびは基本的に硬い素材でできているため、壊れやすいプラスチックハンマーは向いていません。また、破損しにくい金属製のハンマーでも、鋼鉄製のものは相性が悪く叩く時に火花が出るので、ゴーグル等の保護具が必要になります。

薪割り用のくさびとの相性がいい、銅製の金槌やショックレスハンマーがおすすめです。ヘッド部分の重さによっても、薪の割りやすさが変わってくるので、ハンマーの重さもチェックしましょう。

薪割り用のくさびには、シンプルな角錐・円錐形の先端を持ったストレート型と、頭部の形状が複雑なねじりタイプの2種類に分けられます。効率よく薪割りを行いたい方は、木の繊維をパワフルに引き裂ける、ねじりタイプの製品がおすすめです。

細長い薪を割りたい方は、頭部まで打ち込めるストレート型のくさびが向いています。安全に薪を作れる、薪割り器タイプの製品も存在するので、興味のある方はチェックしてみましょう。

頭部の形状だけでなく、先端の形状も薪の割りやすさに影響を及ぼすため、くさび全体の形状をチェックする必要があります。先端の両面に溝が掘られた、鍛造鋼製のくさびであれば、薪に食い込んでしまう危険性が低いです。

先端が尖ったくさびであれば、硬い木にも入り込みやすくなるので、薪割りを行いやすくなります。長い間使い込むと、先端の部分が刃こぼれする場合があるため、定期的に砥石を使って研磨しましょう。

薪割り用くさびにはいわゆる「置き型」のタイプもあります。置き型の薪割り用くさびは持ち運び・設置を手軽におこなえるため、キャンプ時に薪割りする方にぴったりです。重量は鉄製でも600g前後に留まるため、ぜひキャンプ用具の1つに加えましょう。

ここでは、斧や鉈（なた）を使わずに、くさびとハンマーで安全に薪割りを行う方法について、分かりやすく解説します。くさびを活用した薪割りを初めて行う方は、ぜひ参考にしてみてください。

くさびの使い方の手順

結論から述べると、薪割り用くさびの代用品はあります。代表的なものは「ノミ」と「たがね」で、ノミは木彫り・大工用の工具、たがねは岩石・金属類を加工する工具として知られています。どちらもホームセンターで購入可能で、価格も500～700円程度とリーズナブル。低予算で済ませたい場合は代用品も検討しましょう。

代用品として紹介した工具以外のアプローチとして、木材を切り出す要領で薪割り用くさびを自作する方法もあります。素材用の木材も余った薪でまかなえるため、即席の工具としてもおすすめです。

手順はいたってシンプルで、好みのサイズの薪を用意し先端をのこぎり・チェーンソーなどで斜めにカットするだけ。先端に力が集中しやすいよう、角度を浅めにつけるのがコツです

くさびを使えば、持ち運びづらくて危険な斧を使わずに薪を作れるため、気軽に焚き火を行えるようになります。くさびの選び方や使用方法を理解した上で、持っているハンマーに合った製品を選んで、焚き火キャンプを行えるようにしましょう。